4.2.6.4. Data Protection Application のインストール
DataProtectionApplication
API のインスタンスを作成して、Data Protection Application (DPA) をインストールします。
前提条件
- OADP Operator をインストールする必要があります。
- オブジェクトストレージをバックアップ場所として設定する必要があります。
- スナップショットを使用して PV をバックアップする場合、クラウドプロバイダーはネイティブスナップショット API または Container Storage Interface (CSI) スナップショットのいずれかをサポートする必要があります。
-
バックアップとスナップショットの場所で同じ認証情報を使用する場合は、デフォルトの名前である
cloud-credentials
を使用してSecret
を作成する必要があります。 バックアップとスナップショットの場所で異なる認証情報を使用する場合は、2 つの
Secrets
を作成する必要があります。-
バックアップ場所のカスタム名を持つ
Secret
。このSecret
をDataProtectionApplication
CR に追加します。 スナップショットの場所のデフォルト名である
cloud-credentials
のSecret
。このSecret
は、DataProtectionApplication
CR では参照されません。注記インストール中にバックアップまたはスナップショットの場所を指定したくない場合は、空の
credentials-velero
ファイルを使用してデフォルトのSecret
を作成できます。デフォルトのSecret
がない場合、インストールは失敗します。
-
バックアップ場所のカスタム名を持つ
手順
-
Operators
Installed Operators をクリックして、OADP Operator を選択します。 - Provided APIs で、DataProtectionApplication ボックスの Create instance をクリックします。
YAML View をクリックして、
DataProtectionApplication
マニフェストのパラメーターを更新します。apiVersion: oadp.openshift.io/v1alpha1 kind: DataProtectionApplication metadata: name: <dpa_sample> namespace: openshift-adp spec: configuration: velero: defaultPlugins: - gcp 1 - csi 2 - openshift 3 restic: enable: true 4 backupLocations: - velero: provider: gcp 5 default: true credential: key: cloud name: <default_secret> 6 objectStorage: bucket: <bucket_name> 7 prefix: <prefix> 8
- 1
- 必要に応じて、バックアッププロバイダーのデフォルトのプラグイン (
gcp
など) を指定します。 - 2
- CSI スナップショットを使用して PV をバックアップする場合は、
csi
のデフォルトプラグインを指定します。csi
プラグインは、Velero CSI ベータスナップショット API を使用します。スナップショットの場所を設定する必要はありません。 - 3
- OpenShift Container Platform クラスターでネームスペースをバックアップおよび復元するには、
openshift
プラグインが必須です。 - 4
- Restic のインストールを無効にする場合は、
false
に設定します。Restic はデーモンセットをデプロイします。これは、各ワーカーノードでRestic
Pod が実行されていることを意味します。バックアップ用に Restic を設定するには、Backup
CR にspec.defaultVolumesToRestic: true
を追加します。 - 5
- バックアッププロバイダーを指定します。
- 6
- バックアッププロバイダーにデフォルトのプラグインを使用する場合は、
Secret
に正しいデフォルトの名前を指定する必要があります (例:cloud-credentials-gcp
)。カスタム名を指定すると、バックアップの場所にカスタム名が使用されます。Secret
名を指定しない場合は、デフォルトの名前が使用されます。 - 7
- バックアップの保存場所としてバケットを指定します。バケットが Velero バックアップ専用のバケットでない場合は、接頭辞を指定する必要があります。
- 8
- バケットが複数の目的で使用される場合は、Velero バックアップの接頭辞を指定します (例:
velero
)。
- Create をクリックします。
OADP リソースを表示して、インストールを確認します。
$ oc get all -n openshift-adp
出力例
NAME READY STATUS RESTARTS AGE pod/oadp-operator-controller-manager-67d9494d47-6l8z8 2/2 Running 0 2m8s pod/oadp-velero-sample-1-aws-registry-5d6968cbdd-d5w9k 1/1 Running 0 95s pod/restic-9cq4q 1/1 Running 0 94s pod/restic-m4lts 1/1 Running 0 94s pod/restic-pv4kr 1/1 Running 0 95s pod/velero-588db7f655-n842v 1/1 Running 0 95s NAME TYPE CLUSTER-IP EXTERNAL-IP PORT(S) AGE service/oadp-operator-controller-manager-metrics-service ClusterIP 172.30.70.140 <none> 8443/TCP 2m8s service/oadp-velero-sample-1-aws-registry-svc ClusterIP 172.30.130.230 <none> 5000/TCP 95s NAME DESIRED CURRENT READY UP-TO-DATE AVAILABLE NODE SELECTOR AGE daemonset.apps/restic 3 3 3 3 3 <none> 96s NAME READY UP-TO-DATE AVAILABLE AGE deployment.apps/oadp-operator-controller-manager 1/1 1 1 2m9s deployment.apps/oadp-velero-sample-1-aws-registry 1/1 1 1 96s deployment.apps/velero 1/1 1 1 96s NAME DESIRED CURRENT READY AGE replicaset.apps/oadp-operator-controller-manager-67d9494d47 1 1 1 2m9s replicaset.apps/oadp-velero-sample-1-aws-registry-5d6968cbdd 1 1 1 96s replicaset.apps/velero-588db7f655 1 1 1 96s
4.2.6.4.1. DataProtectionApplication CR で CSI を有効にする
CSI スナップショットを使用して永続ボリュームをバックアップするには、DataProtectionApplication
カスタムリソース (CR) で Container Storage Interface (CSI) を有効にします。
前提条件
- クラウドプロバイダーは、CSI スナップショットをサポートする必要があります。