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See documentation for the latest supported version 3 or the latest supported version 4.12.4.11. インストール設定ファイルの作成
VMware vSphere にインストールする OpenShift Container Platform クラスターをカスタマイズできます。
前提条件
- OpenShift Container Platform インストールプログラム、およびクラスターのプルシークレットを取得します。ネットワークが制限されたインストールでは、これらのファイルがミラーホスト上に置かれます。
 - 
							ミラーレジストリーの作成時に生成された 
imageContentSources値を使用します。 - ミラーレジストリーの証明書の内容を取得します。
 - Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) イメージを取得し、これをアクセス可能な場所にアップロードします。
 
手順
install-config.yamlファイルを作成します。インストールプログラムが含まれるディレクトリーに切り替え、以下のコマンドを実行します。
./openshift-install create install-config --dir <installation_directory>
$ ./openshift-install create install-config --dir <installation_directory>1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
 <installation_directory>の場合、インストールプログラムが作成するファイルを保存するためにディレクトリー名を指定します。
重要空のディレクトリーを指定します。ブートストラップ X.509 証明書などの一部のインストールアセットの有効期限は短く設定されているため、インストールディレクトリーを再利用することができません。別のクラスターインストールの個別のファイルを再利用する必要がある場合は、それらをディレクトリーにコピーすることができます。ただし、インストールアセットのファイル名はリリース間で変更される可能性があります。インストールファイルを以前のバージョンの OpenShift Container Platform からコピーする場合は注意してコピーを行ってください。
プロンプト時に、クラウドの設定の詳細情報を指定します。
オプション: クラスターマシンにアクセスするために使用する SSH キーを選択します。
注記インストールのデバッグまたは障害復旧を実行する必要のある実稼働用の OpenShift Container Platform クラスターでは、
ssh-agentプロセスが使用する SSH キーを指定します。- ターゲットに設定するプラットフォームとして vsphere を選択します。
 - vCenter インスタンスの名前を指定します。
 クラスターを作成するのに必要なパーミッションを持つ vCenter アカウントのユーザー名およびパスワードを指定します。
インストールプログラムは vCenter インスタンスに接続します。
- 接続する vCenter インスタンスにあるデータセンターを選択します。
 - 使用するデフォルトの vCenter データストアを選択します。
 - OpenShift Container Platform クラスターをインストールする vCenter クラスターを選択します。インストールプログラムは、vSphere クラスターの root リソースプールをデフォルトのリソースプールとして使用します。
 - 設定した仮想 IP アドレスおよび DNS レコードが含まれる vCenter インスタンスのネットワークを選択します。
 - コントロールプレーン API のアクセス用に設定した仮想 IP アドレスを入力します。
 - クラスター Ingress に設定した仮想 IP アドレスを入力します。
 - ベースドメインを入力します。このベースドメインは、設定した DNS レコードで使用したものと同じである必要があります。
 - クラスターの記述名を入力します。クラスター名は、設定した DNS レコードで使用したものと同じである必要があります。
 - Red Hat OpenShift Cluster Manager からプルシークレット を貼り付けます。
 
install-config.yamlファイルでplatform.vsphere.clusterOSImageの値をイメージの場所または名前に設定します。以下に例を示します。platform: vsphere: clusterOSImage: http://mirror.example.com/images/rhcos-43.81.201912131630.0-vmware.x86_64.ova?sha256=ffebbd68e8a1f2a245ca19522c16c86f67f9ac8e4e0c1f0a812b068b16f7265dplatform: vsphere: clusterOSImage: http://mirror.example.com/images/rhcos-43.81.201912131630.0-vmware.x86_64.ova?sha256=ffebbd68e8a1f2a245ca19522c16c86f67f9ac8e4e0c1f0a812b068b16f7265dCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow install-config.yamlファイルを編集し、ネットワークが制限された環境でのインストールに必要な追加の情報を提供します。pullSecretの値を更新して、レジストリーの認証情報を追加します。pullSecret: '{"auths":{"<mirror_host_name>:5000": {"auth": "<credentials>","email": "you@example.com"}}}'pullSecret: '{"auths":{"<mirror_host_name>:5000": {"auth": "<credentials>","email": "you@example.com"}}}'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow <mirror_host_name>の場合、ミラーレジストリーの証明書で指定したレジストリードメイン名を指定し、<credentials>の場合は、ミラーレジストリーの base64 でエンコードされたユーザー名およびパスワードを指定します。additionalTrustBundleパラメーターおよび値を追加します。additionalTrustBundle: | -----BEGIN CERTIFICATE----- ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ -----END CERTIFICATE-----
additionalTrustBundle: | -----BEGIN CERTIFICATE----- ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ -----END CERTIFICATE-----Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow この値は、ミラーレジストリーに使用した証明書ファイルの内容である必要があります。これはミラーレジストリー用に生成した既存の、信頼される認証局または自己署名証明書である可能性があります。
以下のようなイメージコンテンツリソースを追加します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow これらの値を完了するには、ミラーレジストリーの作成時に記録された
imageContentSourcesを使用します。
- 
							必要な 
install-config.yamlファイルに他の変更を加えます。利用可能なパラメーターの詳細については、インストール設定パラメーターセクションを参照してください。 install-config.yamlファイルをバックアップし、複数のクラスターをインストールするのに使用できるようにします。重要install-config.yamlファイルはインストールプロセス時に使用されます。このファイルを再利用する必要がある場合は、この段階でこれをバックアップしてください。
12.4.11.1. インストール設定パラメーター リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
						OpenShift Container Platform クラスターをデプロイする前に、クラスターをホストするクラウドプラットフォームでアカウントを記述し、クラスターのプラットフォームをオプションでカスタマイズするためにパラメーターの値を指定します。install-config.yaml インストール設定ファイルを作成する際に、コマンドラインで必要なパラメーターの値を指定します。クラスターをカスタマイズする場合、install-config.yaml ファイルを変更して、プラットフォームについての詳細情報を指定できます。
					
							インストール後は、これらのパラメーターを install-config.yaml ファイルで変更することはできません。
						
							openshift-install コマンドは、パラメーターのフィールド名を検証しません。正しくない名前を指定すると、関連するファイルまたはオブジェクトは作成されず、エラーが報告されません。指定されたパラメーターのフィールド名が正しいことを確認します。
						
12.4.11.1.1. 必須設定パラメーター リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
必須のインストール設定パラメーターは、以下の表で説明されています。
| パラメーター | 説明 | 値 | 
|---|---|---|
|   
											  |   
											  |   文字列  | 
|   
											  |   
											クラウドプロバイダーのベースドメイン。ベースドメインは、OpenShift Container Platform クラスターコンポーネントへのルートを作成するために使用されます。クラスターの完全な DNS 名は、  |   
											  | 
|   
											  |   
											Kubernetes リソース   |   オブジェクト  | 
|   
											  |   
											クラスターの名前。クラスターの DNS レコードはすべて   |   
											小文字いちぶハイフン (  | 
|   
											  |   
											インストールの実行に使用する特定プラットフォームの設定:   |   オブジェクト  | 
|   
											  |   Red Hat OpenShift Cluster Manager からプルシークレット を取得して、Quay.io などのサービスから OpenShift Container Platform コンポーネントのコンテナーイメージをダウンロードすることを認証します。  | 
 | 
12.4.11.1.2. ネットワーク設定パラメーター リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
既存のネットワークインフラストラクチャーの要件に基づいて、インストール設定をカスタマイズできます。たとえば、クラスターネットワークの IP アドレスブロックを拡張するか、デフォルトとは異なる IP アドレスブロックを指定できます。
IPv4 アドレスのみがサポートされます。
| パラメーター | 説明 | 値 | 
|---|---|---|
|   
											  |   クラスターのネットワークの設定。  |   オブジェクト 注記 
												インストール後に   | 
|   
											  |   インストールするクラスターネットワークプロバイダー Container Network Interface (CNI) プラグイン。  |   
											  | 
|   
											  |   Pod の IP アドレスブロック。 
											デフォルト値は  複数の IP アドレスブロックを指定する場合は、ブロックが重複しないようにしてください。  |   オブジェクトの配列。以下に例を示します。 networking:
  clusterNetwork:
  - cidr: 10.128.0.0/14
    hostPrefix: 23
 | 
|   
											  |   
											 IPv4 ネットワーク  |   
											CIDR (Classless Inter-Domain Routing) 表記の IP アドレスブロック。IPv4 ブロックの接頭辞長は   | 
|   
											  |   
											それぞれの個別ノードに割り当てるサブネット接頭辞長。たとえば、  |   サブネット接頭辞。 
											デフォルト値は   | 
|   
											  |   
											サービスの IP アドレスブロック。デフォルト値は  OpenShift SDN および OVN-Kubernetes ネットワークプロバイダーは、サービスネットワークの単一 IP アドレスブロックのみをサポートします。  |   CIDR 形式の IP アドレスブロックを持つ配列。以下に例を示します。 networking: serviceNetwork: - 172.30.0.0/16 
 | 
|   
											  |   マシンの IP アドレスブロック。 複数の IP アドレスブロックを指定する場合は、ブロックが重複しないようにしてください。  |   オブジェクトの配列。以下に例を示します。 networking: machineNetwork: - cidr: 10.0.0.0/16 
 | 
|   
											  |   
											  |   CIDR 表記の IP ネットワークブロック。 
											例:  注記 
												優先される NIC が置かれている CIDR に一致する   | 
12.4.11.1.3. オプションの設定パラメーター リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
オプションのインストール設定パラメーターは、以下の表で説明されています。
| パラメーター | 説明 | 値 | 
|---|---|---|
|   
											  |   ノードの信頼済み証明書ストアに追加される PEM でエンコードされた X.509 証明書バンドル。この信頼バンドルは、プロキシーが設定される際にも使用できます。  |   文字列  | 
|   
											  |   コンピュートノードを設定するマシンの設定。  |   machine-pool オブジェクトの配列。詳細は、以下の Machine-pool の表を参照してください。  | 
|   
											  |   
											プール内のマシンの命令セットアーキテクチャーを決定します。現時点で異種クラスターはサポートされていないため、すべてのプールが同じアーキテクチャーを指定する必要があります。有効な値は   |   文字列  | 
|   
											  |   
											コンピュートマシンで同時マルチスレッドまたは  重要 同時スレッドを無効にする場合は、容量計画においてマシンパフォーマンスの大幅な低下が考慮に入れられていることを確認します。  |   
											  | 
|   
											  |   
											  |   
											  | 
|   
											  |   
											  |   
											  | 
|   
											  |   プロビジョニングするコンピュートマシン (ワーカーマシンとしても知られる) の数。  |   
											  | 
|   
											  |   コントロールプレーンを設定するマシンの設定。  |   
											  | 
|   
											  |   
											プール内のマシンの命令セットアーキテクチャーを決定します。現時点で異種クラスターはサポートされていないため、すべてのプールが同じアーキテクチャーを指定する必要があります。有効な値は   |   文字列  | 
|   
											  |   
											コントロールプレーンマシンで同時マルチスレッドまたは  重要 同時スレッドを無効にする場合は、容量計画においてマシンパフォーマンスの大幅な低下が考慮に入れられていることを確認します。  |   
											  | 
|   
											  |   
											  |   
											  | 
|   
											  |   
											  |   
											  | 
|   
											  |   プロビジョニングするコントロールプレーンマシンの数。  |   
											サポートされる値は   | 
|   
											  |   Cloud Credential Operator (CCO) モード。モードを指定しないと、CCO は指定された認証情報の機能を動的に判別しようとします。この場合、複数のモードがサポートされるプラットフォームで Mint モードが優先されます。 注記 すべてのクラウドプロバイダーですべての CCO モードがサポートされているわけではありません。CCO モードの詳細は、Red Hat Operatorのクラウド認証情報 Operatorを参照してください。  |   
											  | 
|   
											  |   
											FIPS モードを有効または無効にします。デフォルトは  重要 
												FIPS 検証済み/進行中のモジュール (Modules in Process) 暗号ライブラリーの使用は、 注記 Azure File ストレージを使用している場合、FIPS モードを有効にすることはできません。  |   
											  | 
|   
											  |   release-image コンテンツのソースおよびリポジトリー。  |   
											オブジェクトの配列。この表の以下の行で説明されているように、  | 
|   
											  |   
											  |   文字列  | 
|   
											  |   同じイメージが含まれる可能性のあるリポジトリーを 1 つ以上指定します。  |   文字列の配列。  | 
|   
											  |   Kubernetes API、OpenShift ルートなどのクラスターのユーザーに表示されるエンドポイントをパブリッシュまたは公開する方法。  |   
											 
											このパラメーターを  重要 
												フィールドの値が   | 
|   
											  |   クラスターマシンへのアクセスを認証するための単一または複数の SSH キー。 注記 
												インストールのデバッグまたは障害復旧を実行する必要のある実稼働用の OpenShift Container Platform クラスターでは、  |   1 つ以上のキー。以下に例を示します。 sshKey: <key1> <key2> <key3> 
 | 
12.4.11.1.4. 追加の VMware vSphere 設定パラメーター リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
追加の VMware vSphere 設定パラメーターは以下の表で説明されています。
| パラメーター | 説明 | 値 | 
|---|---|---|
|   
											  |   vCenter サーバーの完全修飾ホスト名または IP アドレス。  |   文字列  | 
|   
											  |   vCenter インスタンスに接続するために使用するユーザー名。このユーザーには、少なくとも vSphere の 静的または動的な永続ボリュームのプロビジョニング に必要なロールおよび権限がなければなりません。  |   文字列  | 
|   
											  |   vCenter ユーザー名のパスワード。  |   文字列  | 
|   
											  |   vCenter インスタンスで使用するデータセンターの名前。  |   文字列  | 
|   
											  |   ボリュームのプロビジョニングに使用するデフォルトデータストアの名前。  |   文字列  | 
|   
											  |   オプション。インストールプログラムが仮想マシンを作成する既存のフォルダーの絶対パス。この値を指定しない場合、インストールプログラムは、データセンターの仮想マシンフォルダーにインフラストラクチャー ID を使用して名前が付けられるフォルダーを作成します。  |   
											文字列 (例:   | 
|   
											  |   設定した仮想 IP アドレスおよび DNS レコードが含まれる vCenter インスタンスのネットワーク。  |   文字列  | 
|   
											  |   OpenShift Container Platform クラスターをインストールする vCenter クラスター。  |   文字列  | 
|   
											  |   コントロールプレーン API のアクセス用に設定した仮想 IP (VIP) アドレス。  |   
											IP アドレス (例:   | 
|   
											  |   クラスター Ingress に設定した仮想 IP (VIP) アドレス。  |   
											IP アドレス (例:   | 
12.4.11.1.5. オプションの VMware vSphere マシンプール設定パラメーター リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
オプションの VMware vSphere マシンプール設定パラメーターは、以下の表で説明されています。
| パラメーター | 説明 | 値 | 
|---|---|---|
|   
											  |   インストーラーが RHCOS イメージをダウンロードする場所。ネットワークが制限された環境でインストールを実行するには、このパラメーターを設定する必要があります。  |   
											HTTP または HTTPS の URL (オプションで SHA-256 形式のチェックサムを使用)。例:   | 
|   
											  |   ディスクのサイズ (ギガバイト単位)。  |   整数  | 
|   
											  |   仮想マシンを割り当てる仮想プロセッサーコアの合計数  |   整数  | 
|   
											  |   
											仮想マシンのソケットあたりのコア数。仮想マシンの仮想ソケットの数は   |   整数  | 
|   
											  |   仮想マシンのメモリーのサイズ (メガバイト単位)。  |   整数  |