4.10.6.4. Kubernetes マニフェストおよび Ignition 設定ファイルの作成
一部のクラスター定義ファイルを変更し、クラスターマシンを手動で起動する必要があるため、クラスターがマシンを作成するために必要な Kubernetes マニフェストと Ignition 設定ファイルを生成する必要があります。
インストール設定ファイルは Kubernetes マニフェストに変換されます。マニフェストは Ignition 設定ファイルにラップされます。これはクラスターを作成するために後に使用されます。
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インストールプログラムが生成する Ignition 設定ファイルには、24 時間が経過すると期限切れになり、その後に更新される証明書が含まれます。証明書を更新する前にクラスターが停止し、24 時間経過した後にクラスターを再起動すると、クラスターは期限切れの証明書を自動的に復元します。例外として、kubelet 証明書を回復するために保留状態の
node-bootstrapper
証明書署名要求 (CSR) を手動で承認する必要があります。詳細は、コントロールプレーン証明書の期限切れの状態からのリカバリー についてのドキュメントを参照してください。 - 24 時間証明書はクラスターのインストール後 16 時間から 22 時間にローテーションするため、Ignition 設定ファイルは、生成後 12 時間以内に使用することをお勧めします。12 時間以内に Ignition 設定ファイルを使用することにより、インストール中に証明書の更新が実行された場合のインストールの失敗を回避できます。
前提条件
- OpenShift Container Platform インストールプログラムを取得していること。
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install-config.yaml
インストール設定ファイルを作成していること。
手順
インストールプログラムが含まれるディレクトリーに切り替え、クラスターの Kubernetes マニフェストを生成します。
$ ./openshift-install create manifests --dir <installation_directory> 1
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<installation_directory>
については、作成したinstall-config.yaml
ファイルが含まれるインストールディレクトリーを指定します。
コントロールプレーンマシンを定義する Kubernetes マニフェストファイルを削除します。
$ rm -f <installation_directory>/openshift/99_openshift-cluster-api_master-machines-*.yaml
これらのファイルを削除することで、クラスターがコントロールプレーンマシンを自動的に生成するのを防ぐことができます。
ワーカーマシンを定義する Kubernetes マニフェストファイルを削除します。
$ rm -f <installation_directory>/openshift/99_openshift-cluster-api_worker-machineset-*.yaml
ワーカーマシンは独自に作成し、管理するため、これらのマシンを初期化する必要はありません。
<installation_directory>/manifests/cluster-scheduler-02-config.yml
Kubernetes マニフェストファイルのmastersSchedulable
パラメーターがfalse
に設定されていることを確認します。この設定により、Pod がコントロールプレーンマシンにスケジュールされなくなります。-
<installation_directory>/manifests/cluster-scheduler-02-config.yml
ファイルを開きます。 -
mastersSchedulable
パラメーターを見つけ、これがfalse
に設定されていることを確認します。 - ファイルを保存し、終了します。
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<installation_directory>/manifests/cluster-dns-02-config.yml
DNS 設定ファイルからprivateZone
セクションを削除します。apiVersion: config.openshift.io/v1 kind: DNS metadata: creationTimestamp: null name: cluster spec: baseDomain: example.openshift.com privateZone: 1 id: mycluster-100419-private-zone status: {}
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- このセクションを完全に削除します。
VPC のクラウドプロバイダーを設定します。
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<installation_directory>/manifests/cloud-provider-config.yaml
ファイルを開きます。 -
network-project-id
パラメーターを追加し、その値を共有 VPC ネットワークをホストするプロジェクトの ID に設定します。 -
network-name
パラメーターを追加し、その値を OpenShift Container Platform クラスターをホストする共有 VPC ネットワークの名前に設定します。 -
subnetwork-name
パラメーターの値を、コンピュートマシンをホストする共有 VPC サブネットの値に置き換えます。
<installation_directory>/manifests/cloud-provider-config.yaml
の内容は以下の例のようになります。config: |+ [global] project-id = example-project regional = true multizone = true node-tags = opensh-ptzzx-master node-tags = opensh-ptzzx-worker node-instance-prefix = opensh-ptzzx external-instance-groups-prefix = opensh-ptzzx network-project-id = example-shared-vpc network-name = example-network subnetwork-name = example-worker-subnet
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プライベートネットワーク上にないクラスターをデプロイする場合は、
<installation_directory>/manifests/cluster-ingress-default-ingresscontroller.yaml
ファイルを開き、scope
パラメーターの値をExternal
に置き換えます。ファイルの内容は以下の例のようになります。apiVersion: operator.openshift.io/v1 kind: IngressController metadata: creationTimestamp: null name: default namespace: openshift-ingress-operator spec: endpointPublishingStrategy: loadBalancer: scope: External type: LoadBalancerService status: availableReplicas: 0 domain: '' selector: ''
Ignition 設定ファイルを作成するには、インストールプログラムが含まれるディレクトリーから以下のコマンドを実行します。
$ ./openshift-install create ignition-configs --dir <installation_directory> 1
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<installation_directory>
については、同じインストールディレクトリーを指定します。
以下のファイルはディレクトリーに生成されます。
. ├── auth │ ├── kubeadmin-password │ └── kubeconfig ├── bootstrap.ign ├── master.ign ├── metadata.json └── worker.ign