4.3.3. 障害のあるサブスクリプションの更新


Operator Lifecycle Manager (OLM) で、ネットワークでアクセスできないイメージを参照する Operator をサブスクライブする場合、以下のエラーを出して失敗した openshift-marketplace namespace でジョブを見つけることができます。

出力例

ImagePullBackOff for
Back-off pulling image "example.com/openshift4/ose-elasticsearch-operator-bundle@sha256:6d2587129c846ec28d384540322b40b05833e7e00b25cca584e004af9a1d292e"

出力例

rpc error: code = Unknown desc = error pinging docker registry example.com: Get "https://example.com/v2/": dial tcp: lookup example.com on 10.0.0.1:53: no such host

その結果、サブスクリプションはこの障害のある状態のままとなり、Operator はインストールまたはアップグレードを実行できません。

サブスクリプション、クラスターサービスバージョン (CSV) その他の関連オブジェクトを削除して、障害のあるサブスクリプションを更新できます。サブスクリプションを再作成した後に、OLM は Operator の正しいバージョンを再インストールします。

前提条件

  • アクセス不可能なバンドルイメージをプルできない障害のあるサブスクリプションがある。
  • 正しいバンドルイメージにアクセスできることを確認している。

手順

  1. Operator がインストールされている namespace から Subscription および ClusterServiceVersion オブジェクトの名前を取得します。

    $ oc get sub,csv -n <namespace>

    出力例

    NAME                                                       PACKAGE                  SOURCE             CHANNEL
    subscription.operators.coreos.com/elasticsearch-operator   elasticsearch-operator   redhat-operators   5.0
    
    NAME                                                                         DISPLAY                            VERSION    REPLACES   PHASE
    clusterserviceversion.operators.coreos.com/elasticsearch-operator.5.0.0-65   OpenShift Elasticsearch Operator   5.0.0-65              Succeeded

  2. サブスクリプションを削除します。

    $ oc delete subscription <subscription_name> -n <namespace>
  3. クラスターサービスバージョンを削除します。

    $ oc delete csv <csv_name> -n <namespace>
  4. openshift-marketplace namespace の失敗したジョブおよび関連する設定マップの名前を取得します。

    $ oc get job,configmap -n openshift-marketplace

    出力例

    NAME                                                                        COMPLETIONS   DURATION   AGE
    job.batch/1de9443b6324e629ddf31fed0a853a121275806170e34c926d69e53a7fcbccb   1/1           26s        9m30s
    
    NAME                                                                        DATA   AGE
    configmap/1de9443b6324e629ddf31fed0a853a121275806170e34c926d69e53a7fcbccb   3      9m30s

  5. ジョブを削除します。

    $ oc delete job <job_name> -n openshift-marketplace

    これにより、アクセスできないイメージのプルを試行する Pod は再作成されなくなります。

  6. 設定マップを削除します。

    $ oc delete configmap <configmap_name> -n openshift-marketplace
  7. Web コンソールの OperatorHub を使用した Operator の再インストール

検証

  • Operator が正常に再インストールされていることを確認します。

    $ oc get sub,csv,installplan -n <namespace>
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