1.14.5. 宛先ルールについて


宛先ルールは仮想サービスのルーティングルールが評価された後に適用されるため、それらはトラフィックの実際の宛先に適用されます。仮想サービスはトラフィックを宛先にルーティングします。宛先ルールでは、その宛先のトラフィックに生じる内容を設定します。

デフォルトで、Red Hat OpenShift Service Mesh はラウンドロビンの負荷分散ポリシーを使用します。このポリシーでは、プールの各サービスインスタンスが順番に要求を取得します。Red Hat OpenShift Service Mesh は以下のモデルもサポートします。このモデルは、特定のサービスまたはサービスサブセットへの要求の宛先ルールに指定できます。

  • Random: 要求はプール内のインスタンスにランダムに転送されます。
  • Weighted: 要求は特定のパーセンテージに応じてプールのインスタンスに転送されます。
  • Least requests: 要求は要求の数が最も少ないインスタンスに転送されます。

宛先ルールの例

以下の宛先ルールの例では、異なる負荷分散ポリシーで my-svc 宛先サービスに 3 つの異なるサブセットを設定します。

apiVersion: networking.istio.io/v1alpha3
kind: DestinationRule
metadata:
  name: my-destination-rule
spec:
  host: my-svc
  trafficPolicy:
    loadBalancer:
      simple: RANDOM
  subsets:
  - name: v1
    labels:
      version: v1
  - name: v2
    labels:
      version: v2
    trafficPolicy:
      loadBalancer:
        simple: ROUND_ROBIN
  - name: v3
    labels:
      version: v3
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