1.14.7. トラフィック管理のサイドカーの設定
デフォルトで、Red Hat OpenShift Service Mesh は、すべての Envoy プロキシーを、トラフィックの転送時にすべてのポートで関連付けられたワークロードについてのトラフィックを受け入れ、メッシュ内のすべてのワークロードに到達するように設定します。サイドカー設定を使用して以下を実行できます。
- Envoy プロキシーが受け入れるポートとプロトコルのセットを微調整します。
- Envoy プロキシーが到達できるサービスのセットを制限します。
サービスメッシュのパフォーマンスを最適化するには、Envoy プロキシー設定の制限を検討してください。
Bookinfo サンプルアプリケーションで、同じ namespace およびコントロールプレーンで実行されている他のサービスに度のサービスからでもアクセスできるように Sidecar を設定します。この Sidecar 設定は、Red Hat OpenShift Service Mesh ポリシーおよび Telemetry 機能での使用に必要になります。
手順
以下の例を使用して YAML ファイルを作成し、サイドカー設定を特定の namespace の全ワークロードに適用するように指定します。それ以外の場合は、
workloadSelector
を使用して特定のワークロードを選択します。sidecar.yaml の例
apiVersion: networking.istio.io/v1alpha3 kind: Sidecar metadata: name: default namespace: bookinfo spec: egress: - hosts: - "./*" - "istio-system/*"
以下のコマンドを実行して
sidecar.yaml
を適用します。ここでは、sidecar.yaml
はファイルへのパスです。$ oc apply -f sidecar.yaml
サイドカーが正常に作成されたことを確認するには、以下のコマンドを実行します。
$ oc get sidecar