1.11.4.2. バージョン 2.0 から 2.1 へのアップグレードに伴う変更
Service Mesh コントロールプレーンをバージョン 2.0 から 2.1 にアップグレードすると、以下のアーキテクチャーおよび動作上の変更が導入されます。
アーキテクチャーの変更
Mixer は Red Hat OpenShift Service Mesh 2.1 で完全に削除されました。Red Hat OpenShift Service Mesh 2.0.x リリースから 2.1 へのアップグレードは、Mixer が有効な場合にはブロックされます。
v2.0 から v2.1 にアップグレード時に以下のメッセージが表示される場合、.spec.version
フィールドを更新する前に、既存のコントロールプレーン仕様にすでに存在する Mixer
タイプを Istiod
タイプに更新します。
An error occurred admission webhook smcp.validation.maistra.io denied the request: [support for policy.type "Mixer" and policy.Mixer options have been removed in v2.1, please use another alternative, support for telemetry.type "Mixer" and telemetry.Mixer options have been removed in v2.1, please use another alternative]”
以下に例を示します。
apiVersion: maistra.io/v2 kind: ServiceMeshControlPlane spec: policy: type: Istiod telemetry: type: Istiod version: v2.2
動作上の変更
AuthorizationPolicy
の更新-
PROXY プロトコルでは、
ipBlocks
およびnotIpBlocks
を使用してリモート IP アドレスを指定する場合は、代わりにremoteIpBlocks
およびnotRemoteIpBlocks
を使用するように設定を更新します。 - ネストされた JSON Web Token(JWT) 要求のサポートが追加されました。
-
PROXY プロトコルでは、
EnvoyFilter
の重大な変更-
typed_config
を使用する必要があります。 - Xds v2 はサポート対象外になりました。
- フィルター名が非推奨になりました。
-
- 以前のバージョンのプロキシーは、新しいプロキシーから 1xx または 204 ステータスコードを受信すると、503 ステータスコードを報告する場合があります。