1.16.2.2. データプレーンのパフォーマンス
データプレーンのパフォーマンスは、以下を含む数多くの要因によって変わります。
- クライアント接続の数
- ターゲットの要求レート
- 要求サイズおよび応答サイズ
- プロキシーワーカーのスレッド数
- プロトコル
- CPU コア数
- プロキシーフィルターの数およびタイプ (とくに Telemetry v2 関連のフィルター)。
レイテンシー、スループット、およびプロキシーの CPU およびメモリーの消費は、これらの要素の関数として測定されます。
1.16.2.2.1. CPU およびメモリーの消費
サイドカープロキシーはデータパスで追加の作業を実行するため、CPU およびメモリーを消費します。Istio 1.12.3 の時点で、プロキシーは 1 秒あたり 1000 要求ベースで 0.5 vCPU を消費します。
プロキシーのメモリー消費は、プロキシーが保持する設定の状態の合計数によって異なります。多数のリスナー、クラスター、およびルートは、メモリーの使用量を増やす可能性があります。
通常、プロキシーは通過するデータをバッファーに入れないため、要求レートはメモリー消費には影響を及ぼしません。