3.2.4. 手動でメンテナーンスされた認証情報を使用したクラスターのアップグレード
認証情報が今後のリリースで追加される場合、手動でメンテナーンスされる認証情報をを含むクラスターの Cloud Credential Operator (CCO) の upgradable
ステータスが false
に変更されます。4.5 から 4.6 などのマイナーリリースの場合、このステータスは、更新されたパーミッションが処理されるまでアップグレードを防ぎます。4.5.10 から 4.5.11{b> <b}などの z-stream リリースの場合、アップグレードはブロックされませんが、認証情報は新規リリースに対して依然として更新される必要があります。
Web コンソールの Administrator パースペクティブを使用して、CCO がアップグレード可能であるかどうかを判別します。
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Administration
Cluster Settings に移動します。 - CCO ステータスの詳細を表示するには、Cluster Operators 一覧で cloud-credential をクリックします。
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Conditions セクションの Upgradeable ステータスが False の場合、新規リリースの
credentialsRequests
を検査し、アップグレード前にクラスターで手動でメンテナーンスされる認証情報を一致するように更新します。
アップグレードするリリースイメージに新規の認証情報を作成するほかに、既存の認証情報に必要なパーミッションを確認し、新規リリースの既存コンポーネントに対する新しいパーミッション要件に対応する必要があります。CCO はこれらの不一致を検出できず、この場合、 upgradable
を false
に設定しません。
クラウドプロバイダーのインストールコンテンツの IAM の手動作成 についてのセクションでは、クラウドに必要な認証情報を取得し、使用する方法について説明します。