5.3.11.3.4. 詳細の RHCOS インストールリファレンス
このセクションでは、Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) の手動インストールプロセスを変更できるようにするネットワーク設定および他の高度なオプションについて説明します。以下の表では、RHCOS ライブインストーラーおよび coreos-installer コマンドで使用できるカーネル引数およびコマンドラインのオプションを説明します。
RHCOS ブートプロンプトでのルーティングおよびボンディングのオプション
ISO イメージから RHCOS をインストールする場合、そのイメージを起動してノードのネットワークを設定する際に手動でカーネル引数を追加できます。ネットワークの引数が使用される場合、インストールはデフォルトで DHCP を使用するように設定されます。
ネットワーク引数を追加する場合、rd.neednet=1 カーネル引数も追加する必要があります。
以下の表では、ライブ ISO インストールに ip=、nameserver=、および bond= カーネル引数を使用する方法を説明します。
順序は、カーネル引数の ip=、nameserver=、および bond= を追加する場合に重要です。
ISO のルーティングおよびボンディングのオプション
以下の表は、Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) ノードのネットワーク設定の例を示しています。これらは、システムの起動時に dracut ツールに渡されるネットワークオプションです。dracut でサポートされるネットワークオプションの詳細は、man ページの dracut.cmdline を参照してください。
| 詳細 | 例 |
|---|---|
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IP アドレスを設定するには、DHCP (
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複数の |
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オプション: 追加のネットワークゲートウェイがプライマリーネットワークゲートウェイと異なる場合、デフォルトゲートウェイはプライマリーネットワークゲートウェイである必要があります。 | デフォルトゲートウェイを設定するには、以下の手順に従います。
追加ネットワークのルートを設定するには、以下を実行します。
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| 2 つ以上のネットワークインターフェイスがあり、1 つのインターフェイスのみが使用される場合などに、1 つのインターフェイスで DHCP を無効にします。 |
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| 複数のネットワークインターフェイスを持つシステムで、DHCP および静的 IP 設定を組み合わせることができます。 |
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オプション: | ネットワークインターフェイスに VLAN を設定し、静的 IP アドレスを使用するには、以下を実行します。
ネットワークインターフェイス上に VLAN を設定し、DHCP を使用するには、以下を行います。
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各サーバーに |
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オプション: 複数のネットワークインターフェイスを単一のインターフェイスにボンディングすることは、
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DHCP を使用するようにボンディングされたインターフェイスを設定するには、ボンドの IP アドレスを
静的 IP アドレスを使用するようにボンディングされたインターフェイスを設定するには、必要な特定の IP アドレスと関連情報を入力します。以下に例を示します。
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オプション: | ボンディングされたインターフェイスを VLAN で設定し、DHCP を使用するには、以下を行います。
ボンディングされたインターフェイスを VLAN で設定し、静的 IP アドレスを使用するには、以下を行います。
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オプション:
注記 RHCOS が次のバージョンの RHEL に切り替わると、チーミングは非推奨になる予定です。詳細は、Red Hat ナレッジベースアーティクル libvirt-lxc を使用した Linux コンテナー (廃止) を参照してください。 | ネットワークチームを設定する方法:
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ISO または PXE インストールの coreos.inst ブートオプション
ほとんどの標準的なインストールブート引数をライブインストーラーに渡すことはできますが、RHCOS ライブインストーラーに固有の引数がいくつかあります。
- ISO の場合、RHCOS インストーラーを中断してこれらのオプションを追加できます。
-
PXE または iPXE の場合、PXE カーネルを起動する前にこれらのオプションを
APPEND行に追加する必要があります。ライブの PXE インストールを中断することはできません。
以下の表は、ISO および PXE インストールの RHCOS ライブインストーラーブートオプションを示しています。
| 引数 | 説明 |
|---|---|
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必須。インストール先のシステムのブロックデバイス。 |
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| オプション: インストール済みシステムに埋め込む Ignition 設定の URL。URL が指定されていない場合、Ignition 設定は埋め込まれません。 |
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| オプション: インストール時に保存するパーティションのコンマ区切りのラベル。glob 形式のワイルドカードが許可されます。指定したパーティションは存在する必要はありません。 |
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オプション: インストール時に保存するパーティションのコンマ区切りのインデックス。範囲 |
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オプション: |
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| オプション: 指定した RHCOS イメージをダウンロードし、インストールします。
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| オプション: システムはインストール後に再起動しません。インストールが完了するとプロンプトが表示され、インストール時に生じる内容を検査できます。この引数は実稼働環境では使用できず、デバッグの目的でのみ使用することが意図されています。 |
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オプション: RHCOS イメージがインストールされるプラットフォームの Ignition プラットフォーム ID。デフォルトは |
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オプション: ライブ起動の Ignition 設定の URL。たとえば、これは |
ISO インストールの coreos-installer オプション
また、コマンドラインから coreos-installer コマンドを直接呼び出して RHCOS をインストールすることもできます。先の表のカーネル引数は、起動時に coreos-installer を自動的に呼び出すためのショートカットを提供しますが、シェルプロンプトから実行している場合は、同様の引数を coreos-installer に直接渡すことができます。
以下の表は、ライブインストール時にシェルプロンプトから coreos-installer コマンドに渡すことのできるオプションとサブコマンドを示しています。
| コマンドラインオプション | |
| オプション | 詳細 |
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| イメージの URL を手動で指定します。 |
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| ローカルイメージファイルを手動で指定します。 |
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| ファイルから Ignition 設定を埋め込みます。 |
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| URL から Ignition 設定を埋め込みます。 |
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Ignition 設定の |
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| Ignition プラットフォーム ID を上書きします。 |
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| デフォルトのカーネル引数を追加します。 |
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| デフォルトのカーネル引数を削除します。 |
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| インストール環境からネットワーク設定をコピーします。 重要
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| このラベル glob でパーティションを保存します。 |
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| この数または範囲でパーティションを保存します。 |
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| オフラインインストールを強制的に実行します。 |
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| 署名の検証を省略します。 |
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| HTTPS またはハッシュなしで Ignition URL を許可します。 |
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ターゲット CPU アーキテクチャー。デフォルトは |
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| エラー時のパーティションテーブルは消去しないでください。 |
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| ヘルプ情報を表示します。 |
| コマンドライン引数 | |
| 引数 | 詳細 |
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| 宛先デバイス。 |
| coreos-installer 組み込み Ignition コマンド | |
| コマンド | 詳細 |
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| Ignition 設定を ISO イメージに埋め込みます。 |
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| ISO イメージから埋め込まれた Ignition 設定を表示します。 |
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| ISO イメージから埋め込まれた Ignition 設定を削除します。 |
| coreos-installer ISO Ignition options | |
| オプション | 詳細 |
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| 既存の Ignition 設定を上書きします。 |
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使用される Ignition 設定。デフォルトは |
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| 新しい出力ファイルに ISO を書き込みます。 |
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| ヘルプ情報を表示します。 |
| coreos-installer PXE Ignition commands | |
| コマンド | 詳細 |
| これらのオプションすべてがすべてのサブコマンドで使用できる訳ではないことに注意してください。 | |
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| イメージに Ignition 設定をラップします。 |
|
| イメージでラップされた Ignition 設定を表示します。 |
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| coreos-installer PXE Ignition オプション | |
| オプション | 詳細 |
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使用される Ignition 設定。デフォルトは |
|
| 新しい出力ファイルに ISO を書き込みます。 |
|
| ヘルプ情報を表示します。 |