4.8.6. インデックスイメージの更新
カスタムインデックスイメージを参照するカタログソースを使用するように OperatorHub を設定した後に、クラスター管理者はバンドルイメージをインデックスイメージに追加して、クラスターで利用可能な Operator を最新の状態に維持することができます。
opm index add
コマンドを使用して既存インデックスイメージを更新できます。ネットワークが制限された環境の場合、更新されたコンテンツもクラスターにミラーリングする必要があります。
前提条件
-
opm
version 1.12.3+ -
podman
version 1.9.3+ - レジストリーにビルドされ、プッシュされるインデックスイメージ。
- インデックスイメージを参照する既存のカタログソース。
手順
バンドルイメージを追加して、既存のインデックスを更新します。
$ opm index add \ --bundles <registry>/<namespace>/<new_bundle_image>@sha256:<digest> \1 --from-index <registry>/<namespace>/<existing_index_image>:<existing_tag> \2 --tag <registry>/<namespace>/<existing_index_image>:<updated_tag> \3 --pull-tool podman 4
ここでは、以下のようになります。
<registry>
-
quay.io
やmirror.example.com
などのレジストリーのホスト名を指定します。 <namespace>
-
ocs-dev
やabc
など、レジストリーの namespace を指定します。 <new_bundle_image>
-
ocs-operator
など、レジストリーに追加する新しいバンドルイメージを指定します。 <digest>
-
c7f11097a628f092d8bad148406aa0e0951094a03445fd4bc0775431ef683a41
などのバンドルイメージの SHA イメージ ID またはダイジェストを指定します。 <existing_index_image>
-
abc-redhat-operator-index
など、以前にプッシュされたイメージを指定します。 <existing_tag>
-
4.6
など、以前にプッシュされたイメージタグを指定します。 <updated_tag>
-
4.6.1
など、更新されたインデックスイメージに適用するイメージタグを指定します。
コマンドの例
$ opm index add \ --bundles quay.io/ocs-dev/ocs-operator@sha256:c7f11097a628f092d8bad148406aa0e0951094a03445fd4bc0775431ef683a41 \ --from-index mirror.example.com/abc/abc-redhat-operator-index:4.6 \ --tag mirror.example.com/abc/abc-redhat-operator-index:4.6.1 \ --pull-tool podman
更新されたインデックスイメージをプッシュします。
$ podman push <registry>/<namespace>/<existing_index_image>:<updated_tag>
Operator カタログのミラーリングの手順にあるステップを再度実行し、更新されたコンテンツをミラーリングします。ただし、
ImageContentSourcePolicy
(ICSP) オブジェクトの作成手順を参照する場合、oc create
コマンドの代わりにoc replace
コマンドを使用します。以下に例を示します。$ oc replace -f ./manifests-redhat-operator-index-<random_number>/imageContentSourcePolicy.yaml
この変更は、オブジェクトがすでに存在し、更新する必要があるために必要になります。
注記通常、
oc apply
コマンドを使用して、oc apply
を使用して以前に作成された既存のオブジェクトを更新できます。ただし、ICSP オブジェクトのmetadata.annotations
フィールドのサイズに関する既知の問題により、現時点ではoc replace
コマンドをこの手順で使用する必要があります。Operator Lifecycle Manager (OLM) がカタログソースで参照されるインデックスイメージを一定間隔で自動的にポーリングした後に、新規パッケージが正常に追加されたことを確認します。
$ oc get packagemanifests -n openshift-marketplace
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