5.3.2.2. デプロイメントとしての実行
Go ベースの Operator プロジェクトの作成後に、Operator をクラスター内でデプロイメントとしてビルドし、実行できます。
手順
以下の
make
コマンドを実行して Operator イメージをビルドし、プッシュします。以下の手順のIMG
引数を変更して、アクセス可能なリポジトリーを参照します。Quay.io などのリポジトリーサイトにコンテナーを保存するためのアカウントを取得できます。イメージをビルドします。
$ make docker-build IMG=<registry>/<user>/<image_name>:<tag>
注記Operator の SDK によって生成される Dockerfile は、
go build
についてGOARCH=amd64
を明示的に参照します。これは、AMD64 アーキテクチャー以外の場合はGOARCH=$TARGETARCH
に修正できます。Docker は、-platform
で指定された値に環境変数を自動的に設定します。Buildah では、そのために-build-arg
を使用する必要があります。詳細は、Multiple Architectures を参照してください。イメージをリポジトリーにプッシュします。
$ make docker-push IMG=<registry>/<user>/<image_name>:<tag>
注記両方のコマンドのイメージの名前とタグ (例:
IMG=<registry>/<user>/<image_name>:<tag>
) を Makefile に設定することもできます。IMG ?= controller:latest
の値を変更して、デフォルトのイメージ名を設定します。
以下のコマンドを実行して Operator をデプロイします。
$ make deploy IMG=<registry>/<user>/<image_name>:<tag>
デフォルトで、このコマンドは
<project_name>-system
の形式で Operator プロジェクトの名前で namespace を作成し、デプロイメントに使用します。このコマンドは、config/rbac
から RBAC マニフェストもインストールします。Operator が実行されていることを確認します。
$ oc get deployment -n <project_name>-system
出力例
NAME READY UP-TO-DATE AVAILABLE AGE <project_name>-controller-manager 1/1 1 1 8m