3.7.2. CLI を使用した機能セットの有効化


FeatureGate カスタムリソース (CR) を編集し、OpenShift CLI (oc) を使用してクラスター内のすべてのノードの機能セットを有効にすることができます。

前提条件

  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。

手順

機能セットを有効にするには、以下を実行します。

  1. cluster という名前の FeatureGate CR を編集します。

    $ oc edit featuregate cluster

    FeatureGate カスタムリソースのサンプル

    apiVersion: config.openshift.io/v1
    kind: FeatureGate
    metadata:
      name: cluster 1
    spec:
      featureSet: IPv6DualStackNoUpgrade 2

    1
    FeatureGate CR の名前は cluster である必要があります。
    2
    IPv6DualStackNoUpgrade 機能セットを追加して、デュアルスタックネットワークモードを有効にします。

    変更を保存すると、新規マシン設定が作成され、マシン設定プールが更新され、変更が適用されている間に各ノードのスケジューリングが無効になります。

    注記

    IPv6DualStackNoUpgrade 機能セットを有効にすると、元に戻すことができず、更新もできなくなります。この機能セットは、実稼働クラスターでは推奨されません。

検証

ノードが Ready 状態に戻ると、ノードの kubelet.conf ファイルを確認して機能ゲートが有効になっていることを確認できます。

  1. ノードのデバッグセッションを開始します。

    $ oc debug node/<node_name>
  2. ルートディレクトリーをホストに切り替えます。

    sh-4.2# chroot /host
  3. kubelet.conf ファイルを表示します。

    sh-4.2# cat /etc/kubernetes/kubelet.conf

    出力例

     ...
    featureGates:
      InsightsOperatorPullingSCA: true,
      LegacyNodeRoleBehavior: false
     ...

    true として一覧表示されている機能は、クラスターで有効になっています。

    注記

    一覧表示される機能は、OpenShift Container Platform のバージョンによって異なります。

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