7.3.3. CRI-O の journald ユニットログの収集
CRI-O の問題が発生した場合には、ノードから CRI-O journald ユニットログを取得できます。
前提条件
-
cluster-admin
ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。 - API サービスが機能している。
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OpenShift CLI (
oc
) がインストールされている。 - コントロールプレーンまたはコントロールプレーンマシン (別名マスターマシン) の完全修飾ドメイン名がある。
手順
CRI-O journald ユニットログを収集します。以下の例は、クラスター内のすべてのコントロールプレーンノードからログを収集します。
$ oc adm node-logs --role=master -u crio
特定のノードから CRI-O journald ユニットログを収集します。
$ oc adm node-logs <node_name> -u crio
API が機能しない場合は、代わりに SSH を使用してログを確認します。
<node>.<cluster_name>.<base_domain>
を適切な値に置き換えます。$ ssh core@<node>.<cluster_name>.<base_domain> journalctl -b -f -u crio.service
注記Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) を実行する OpenShift Container Platform 4.6 クラスターノードは変更できず、Operator を使用してクラスターの変更を適用します。SSH を使用したクラスターノードへのアクセスは推奨されず、ノードは accessed のテイントのマークが付けられます。SSH 経由で診断データの収集を試行する前に、
oc adm must gather
およびその他のoc
コマンドを実行して収集されるデータが十分であるかどうかを確認してください。ただし、OpenShift Container Platform API が利用できない場合や、kubelet がターゲットノードで適切に機能しない場合、oc
操作がその影響を受けます。この場合は、代わりにssh core@<node>.<cluster_name>.<base_domain>
を使用してノードにアクセスできます。