11.7.10. chrony タイムサービスの設定
chrony タイムサービス (chronyd
) で使用されるタイムサーバーおよび関連する設定は、chrony.conf
ファイルのコンテンツを変更し、それらのコンテンツをマシン設定としてノードに渡して設定する必要があります。
手順
chrony.conf
ファイルのコンテンツを作成し、これを base64 でエンコードします。以下に例を示します。$ cat << EOF | base64 pool 0.rhel.pool.ntp.org iburst 1 driftfile /var/lib/chrony/drift makestep 1.0 3 rtcsync logdir /var/log/chrony EOF
- 1
- DHCP サーバーが提供するものなど、有効な到達可能なタイムソースを指定します。
出力例
ICAgIHNlcnZlciBjbG9jay5yZWRoYXQuY29tIGlidXJzdAogICAgZHJpZnRmaWxlIC92YXIvbGli L2Nocm9ueS9kcmlmdAogICAgbWFrZXN0ZXAgMS4wIDMKICAgIHJ0Y3N5bmMKICAgIGxvZ2RpciAv dmFyL2xvZy9jaHJvbnkK
MachineConfig
ファイルを作成します。base64 文字列を独自に作成した文字列に置き換えます。この例では、ファイルをmaster
ノードに追加します。これをworker
に切り替えたり、worker
ロールの追加の MachineConfig を作成したりできます。クラスターが使用するそれぞれのタイプのマシンについて MachineConfig ファイルを作成します。$ cat << EOF > ./99-masters-chrony-configuration.yaml apiVersion: machineconfiguration.openshift.io/v1 kind: MachineConfig metadata: labels: machineconfiguration.openshift.io/role: master name: 99-masters-chrony-configuration spec: config: ignition: config: {} security: tls: {} timeouts: {} version: 3.1.0 networkd: {} passwd: {} storage: files: - contents: source: data:text/plain;charset=utf-8;base64,ICAgIHNlcnZlciBjbG9jay5yZWRoYXQuY29tIGlidXJzdAogICAgZHJpZnRmaWxlIC92YXIvbGliL2Nocm9ueS9kcmlmdAogICAgbWFrZXN0ZXAgMS4wIDMKICAgIHJ0Y3N5bmMKICAgIGxvZ2RpciAvdmFyL2xvZy9jaHJvbnkK mode: 420 1 overwrite: true path: /etc/chrony.conf osImageURL: "" EOF
- 1
- マシン設定ファイルの
mode
フィールドに 8 進数の値でモードを指定します。ファイルを作成し、変更を適用すると、mode
は 10 進数の値に変換されます。コマンドoc get mc <mc-name> -o yaml
で YAML ファイルを確認できます。
- 設定ファイルのバックアップコピーを作成します。
以下の 2 つの方法のいずれかで設定を適用します。
-
クラスターがまだ起動していない場合は、マニフェストファイルを生成した後に、そのファイルを
<installation_directory>/openshift
ディレクトリーに追加してから、クラスターの作成を継続します。 クラスターがすでに実行中の場合は、ファイルを適用します。
$ oc apply -f ./99-masters-chrony-configuration.yaml
-
クラスターがまだ起動していない場合は、マニフェストファイルを生成した後に、そのファイルを