This documentation is for a release that is no longer maintained
See documentation for the latest supported version 3 or the latest supported version 4.1.2.2. ネットワーク要件
OpenShift Container Platform のインストーラーでプロビジョニングされるインストールには、デフォルトで複数のネットワーク要件があります。まず、インストーラーでプロビジョニングされるインストールでは、各ベアメタルノードにオペレーティングシステムをプロビジョニングするためのルーティング不可能な provisioning ネットワークおよびルーティング可能な baremetal ネットワークを使用します。インストーラーでプロビジョニングされるインストールは ironic-dnsmasq をデプロイするため、ネットワークではその他の DHCP サーバーを同じブロードキャストドメイン上で実行することはできません。ネットワーク管理者は、OpenShift Container Platform クラスターの各ノードの IP アドレスを予約する必要があります。
ネットワークタイムプロトコル (NTP)
クラスターの各 OpenShift Container Platform ノードは、DHCP を使用して検出可能な Network Time Protocol (NTP) サーバーにアクセスできることが推奨されます。NTP サーバーなしでインストールすることは可能ですが、非同期サーバークロックはエラーを発生させる可能性があります。NTP サーバーを使用すると、この問題を防ぐことができます。
NIC の設定
OpenShift Container Platform は、2 つのネットワークを使用してデプロイします。
-
provisioning:provisioningネットワークは OpenShift Container Platform クラスターの一部である基礎となるオペレーティングシステムを各ノードにプロビジョニングするために使用される オプションの ルーティング不可能なネットワークです。provisioningネットワークを使用してデプロイする場合、各ノードの最初の NIC (eth0またはeno1など) は、provisioningネットワークと対話する 必要があります。 -
baremetal:baremetalネットワークはルーティング可能なネットワークです。provisioningネットワークを使用してデプロイする場合、各ノードの 2 つ目の NIC (eth1またはeno2など) は、baremetalネットワークと対話する 必要があります。provisioningネットワークなしでデプロイする場合、baremetalネットワークと対話するために各ノードで任意の NIC を使用することができます。
それぞれの NIC は、適切なネットワークに対応する別個の VLAN 上にある必要があります。
DNS サーバーの設定
クライアントは、baremetal ネットワークで OpenShift Container Platform クラスターにアクセスします。ネットワーク管理者は、正規名の拡張がクラスター名であるサブドメインまたはサブゾーンを設定する必要があります。
<cluster-name>.<domain-name>
<cluster-name>.<domain-name>
以下に例を示します。
test-cluster.example.com
test-cluster.example.com
DHCP サーバーを使用するノードの IP アドレスの確保
baremetal ネットワークの場合、ネットワーク管理者は以下を含む多数の IP アドレスを予約する必要があります。
2 つの仮想 IP アドレス
- API エンドポイントの 1 つの IP アドレス
- ワイルドカード Ingress エンドポイントの 1 つの IP アドレス
- プロビジョナーノードの 1 つの IP アドレス
- 各コントロールプレーン (マスター) ノード 1 つの IP アドレス
- 各ワーカーノードの 1 つの IP アドレス (適用可能な場合)
以下の表は、完全修飾ドメイン名の具体例を示しています。API および Nameserver アドレスは、正式名の拡張子で始まります。コントロールプレーンおよびワーカーノードのホスト名は例であるため、任意のホストの命名規則を使用することができます。
| 使用法 | ホスト名 | IP |
|---|---|---|
| API | api.<cluster-name>.<domain> | <ip> |
| Ingress LB (アプリケーション) | *.apps.<cluster-name>.<domain> | <ip> |
| プロビジョナーノード | provisioner.<cluster-name>.<domain> | <ip> |
| Master-0 | openshift-master-0.<cluster-name>.<domain> | <ip> |
| Master-1 | openshift-master-1.<cluster-name>-.<domain> | <ip> |
| Master-2 | openshift-master-2.<cluster-name>.<domain> | <ip> |
| Worker-0 | openshift-worker-0.<cluster-name>.<domain> | <ip> |
| Worker-1 | openshift-worker-1.<cluster-name>.<domain> | <ip> |
| Worker-n | openshift-worker-n.<cluster-name>.<domain> | <ip> |
プロビジョニングネットワークなしの追加要件
インストーラーでプロビジョニングされるすべてのインストールには、baremetal ネットワークが必要です。baremetal ネットワークは、外部への外部ネットワークアクセスに使用されるルーティング可能なネットワークです。OpenShift Container Platform クラスターノードに提供される IP アドレスに加えて、provisioning ネットワークがないインストールには以下が必要です。
-
baremetalネットワークからの利用可能な IP アドレスを、install-config.yaml設定ファイル内のbootstrapProvisioningIP設定に設定する。 -
baremetalネットワークからの利用可能な IP アドレスを、install-config.yaml設定ファイル内のprovisioningHostIP設定に設定する。 - RedFish 仮想メディア/iDRAC 仮想メディアを使用した OpenShift Container Platform クラスターのデプロイ
provisioning ネットワークを使用する場合、bootstrapProvisioningIP および provisioningHostIP に追加の IP アドレスを設定する必要はありません。
帯域外管理 IP アドレスのポートアクセス
帯域外管理 IP アドレスは、ノードとは別のネットワーク上にあります。インストール中に帯域外管理がベアメタルノードと通信できるようにするには、帯域外管理 IP アドレスアドレスに TCP6180 ポートへのアクセスを許可する必要があります。