10.3.18. テンプレートおよび仮想マシンの作成
inventory.yml
の変数を確認した後に、最初の Ansible プロビジョニング Playbook create-templates-and-vms.yml
を実行します。
この Playbook は、$HOME/.ovirt/ovirt-config.yaml
から RHV Manager の接続パラメーターを使用し、アセットディレクトリーで metadata.json
を読み取ります。
ローカルの Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) イメージが存在しない場合、Playbook は inventory.yml
の image_url
に指定した URL からダウンロードします。これはイメージを展開し、これを RHV にアップロードしてテンプレートを作成します。
Playbook は、inventory.yml
ファイルの control_plane
と compute
プロファイルに基づいてテンプレートを作成します。これらのプロファイルの名前が異なる場合、2 つのテンプレートが作成されます。
Playbook が完了すると、作成される仮想マシンは停止します。他のインフラストラクチャー要素の設定に役立つ情報を取得できます。たとえば、仮想マシンの MAC アドレスを取得して、仮想マシンに永続的な IP アドレスを割り当てるように DHCP を設定できます。
手順
-
inventory.yml
のcontrol_plane
およびcompute
変数で、type: high_performance
の 両方のインスタンスをtype: server
に変更します。 オプション: 同じクラスターに複数のインストールを実行する予定の場合には、OCP インストールごとに異なるテンプレートを作成します。
inventory.yml
ファイルで、template
の値の先頭にinfraID
を付けます。以下に例を示します。control_plane: cluster: "{{ ovirt_cluster }}" memory: 16GiB sockets: 4 cores: 1 template: "{{ metadata.infraID }}-rhcos_tpl" operating_system: "rhcos_x64" ...
テンプレートおよび仮想マシンを作成します。
$ ansible-playbook -i inventory.yml create-templates-and-vms.yml