4.2.5. Multicloud Object Gateway を使用した OpenShift API for Data Protection のインストールおよび設定
OpenShift API for Data Protection (OADP) を Multicloud Object Gateway (MCG) とともにインストールするには、OADP Operator をインストールし、Secret
オブジェクトを作成してから、Data Protection Application をインストールします。
MCG は OpenShift Container Storage (OCS) のコンポーネントです。MCG は、DataProtectionApplication
カスタムリソース (CR) のバックアップ場所として設定します。
S3 ストレージ用の CloudStorage
API は、テクノロジープレビュー機能のみです。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
クラウドプロバイダーにネイティブスナップショット API がある場合は、スナップショットの場所を設定します。クラウドプロバイダーがスナップショットをサポートしていない場合、またはストレージが NFS の場合は、Restic を使用してバックアップを作成できます。
Restic または Container Storage Interface (CSI) スナップショットの DataProtectionApplication
CR でスナップショットの場所を指定する必要はありません。
制限されたネットワーク環境に OADP Operator をインストールするには、最初にデフォルトの Operator Hub ソースを無効にして、Operator カタログをミラーリングする必要があります。詳細は、ネットワークが制限された環境での Operator Lifecycle Manager の使用 を参照してください。
4.2.5.1. OADP Operator のインストール
Operator Lifecycle Manager (OLM) を使用して、OpenShift Container Platform 4.6 に OpenShift API for Data Protection (OADP) オペレーターをインストールします。
OADP オペレーターは Velero 1.7 をインストールします。
前提条件
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cluster-admin
権限を持つユーザーとしてログインしている。
手順
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OpenShift Container Platform Web コンソールで、Operators
OperatorHub をクリックします。 - Filter by keyword フィールドを使用して、OADP Operator を検索します。
- OADP Operator を選択し、Install をクリックします。
-
Install をクリックして、
openshift-adp
プロジェクトに Operator をインストールします。 -
Operators
Installed Operators をクリックして、インストールを確認します。