4.2.3.2. Microsoft Azure Blob の設定
Microsoft Azure Blob ストレージコンテナーを MTC (Migration Toolkit for Containers) のレプリケーションリポジトリーとして設定できます。
前提条件
- Azure ストレージアカウント があること。
- Azure CLI がインストールされていること。
- Azure Blob ストレージコンテナーがソースクラスターおよびターゲットクラスターからアクセスできること。
スナップショットのコピー方法を使用する場合は、以下の条件を満たす必要があります。
- ソースおよびターゲットクラスターが同じリージョンにある必要があります。
- ソースおよびターゲットクラスターには、同じストレージクラスがある必要があります。
- ストレージクラスはスナップショットと互換性がある必要があります。
手順
AZURE_RESOURCE_GROUP
変数を設定します。$ AZURE_RESOURCE_GROUP=Velero_Backups
Azure リソースグループを作成します。
$ az group create -n $AZURE_RESOURCE_GROUP --location <CentralUS> 1
- 1
- 場所を指定します。
AZURE_STORAGE_ACCOUNT_ID
変数を設定します。$ AZURE_STORAGE_ACCOUNT_ID=velerobackups
Azure ストレージアカウントを作成します。
$ az storage account create \ --name $AZURE_STORAGE_ACCOUNT_ID \ --resource-group $AZURE_RESOURCE_GROUP \ --sku Standard_GRS \ --encryption-services blob \ --https-only true \ --kind BlobStorage \ --access-tier Hot
BLOB_CONTAINER
変数を設定します。$ BLOB_CONTAINER=velero
Azure Blob ストレージコンテナーを作成します。
$ az storage container create \ -n $BLOB_CONTAINER \ --public-access off \ --account-name $AZURE_STORAGE_ACCOUNT_ID
ストレージアカウントのアクセスキーを取得します。
$ AZURE_STORAGE_ACCOUNT_ACCESS_KEY=`az storage account keys list \ --account-name $AZURE_STORAGE_ACCOUNT_ID \ --query "[?keyName == 'key1'].value" -o tsv`
credentials-velero
ファイルを作成します。$ cat << EOF > ./credentials-velero AZURE_SUBSCRIPTION_ID=${AZURE_SUBSCRIPTION_ID} AZURE_TENANT_ID=${AZURE_TENANT_ID} AZURE_CLIENT_ID=${AZURE_CLIENT_ID} AZURE_CLIENT_SECRET=${AZURE_CLIENT_SECRET} AZURE_RESOURCE_GROUP=${AZURE_RESOURCE_GROUP} AZURE_STORAGE_ACCOUNT_ACCESS_KEY=${AZURE_STORAGE_ACCOUNT_ACCESS_KEY} 1 AZURE_CLOUD_NAME=AzurePublicCloud EOF
- 1
- 必須。
credentials-velero
ファイルにサービスプリンシパル認証情報のみが含まれている場合は、内部イメージをバックアップすることはできません。
Data Protection Application をインストールする前に、
credentials-velero
ファイルを使用して Azure のSecret
オブジェクトを作成します。