4.2.5.5. Data Protection Application のインストール


DataProtectionApplication API のインスタンスを作成して、Data Protection Application (DPA) をインストールします。

前提条件

  • OADP Operator をインストールする必要があります。
  • オブジェクトストレージをバックアップ場所として設定する必要があります。
  • スナップショットを使用して PV をバックアップする場合、クラウドプロバイダーはネイティブスナップショット API または Container Storage Interface (CSI) スナップショットのいずれかをサポートする必要があります。
  • バックアップとスナップショットの場所で同じ認証情報を使用する場合は、デフォルトの名前である cloud-credentials を使用して Secret を作成する必要があります。
  • バックアップとスナップショットの場所で異なる認証情報を使用する場合は、2 つの Secrets を作成する必要があります。

    • バックアップ場所のカスタム名を持つ Secret。この SecretDataProtectionApplication CR に追加します。
    • スナップショットの場所のデフォルト名である cloud-credentialsSecret。この Secret は、DataProtectionApplication CR では参照されません。

      注記

      インストール中にバックアップまたはスナップショットの場所を指定したくない場合は、空の credentials-velero ファイルを使用してデフォルトの Secret を作成できます。デフォルトの Secret がない場合、インストールは失敗します。

手順

  1. Operators Installed Operators をクリックして、OADP Operator を選択します。
  2. Provided APIs で、DataProtectionApplication ボックスの Create instance をクリックします。
  3. YAML View をクリックして、DataProtectionApplication マニフェストのパラメーターを更新します。

    apiVersion: oadp.openshift.io/v1alpha1
    kind: DataProtectionApplication
    metadata:
      name: <dpa_sample>
      namespace: openshift-adp
    spec:
      configuration:
        velero:
          defaultPlugins:
            - aws
            - openshift 1
        restic:
          enable: true 2
      backupLocations:
        - velero:
            config:
              profile: "default"
              region: minio
              s3Url: <url> 3
              insecureSkipTLSVerify: "true"
              s3ForcePathStyle: "true"
            provider: aws
            default: true
            credential:
              key: cloud
              name: cloud-credentials 4
            objectStorage:
              bucket: <bucket_name> 5
              prefix: <prefix> 6
    1
    OpenShift Container Platform クラスターでネームスペースをバックアップおよび復元するには、openshift プラグインが必須です。
    2
    Restic のインストールを無効にする場合は、false に設定します。Restic はデーモンセットをデプロイします。これは、各ワーカーノードで Restic Pod が実行されていることを意味します。バックアップ用に Restic を設定するには、Backup CR に spec.defaultVolumesToRestic: true を追加します。
    3
    S3 エンドポイントの URL を指定します。
    4
    この値を指定しない場合は、デフォルト名の cloud-credentials が使用されます。カスタム名を指定すると、バックアップの場所にカスタム名が使用されます。
    5
    バックアップの保存場所としてバケットを指定します。バケットが Velero バックアップ専用のバケットでない場合は、接頭辞を指定する必要があります。
    6
    バケットが複数の目的で使用される場合は、Velero バックアップの接頭辞を指定します (例: velero)。
  4. Create をクリックします。
  5. OADP リソースを表示して、インストールを確認します。

    $ oc get all -n openshift-adp

    出力例

    NAME                                                     READY   STATUS    RESTARTS   AGE
    pod/oadp-operator-controller-manager-67d9494d47-6l8z8    2/2     Running   0          2m8s
    pod/oadp-velero-sample-1-aws-registry-5d6968cbdd-d5w9k   1/1     Running   0          95s
    pod/restic-9cq4q                                         1/1     Running   0          94s
    pod/restic-m4lts                                         1/1     Running   0          94s
    pod/restic-pv4kr                                         1/1     Running   0          95s
    pod/velero-588db7f655-n842v                              1/1     Running   0          95s
    
    NAME                                                       TYPE        CLUSTER-IP       EXTERNAL-IP   PORT(S)    AGE
    service/oadp-operator-controller-manager-metrics-service   ClusterIP   172.30.70.140    <none>        8443/TCP   2m8s
    service/oadp-velero-sample-1-aws-registry-svc              ClusterIP   172.30.130.230   <none>        5000/TCP   95s
    
    NAME                    DESIRED   CURRENT   READY   UP-TO-DATE   AVAILABLE   NODE SELECTOR   AGE
    daemonset.apps/restic   3         3         3       3            3           <none>          96s
    
    NAME                                                READY   UP-TO-DATE   AVAILABLE   AGE
    deployment.apps/oadp-operator-controller-manager    1/1     1            1           2m9s
    deployment.apps/oadp-velero-sample-1-aws-registry   1/1     1            1           96s
    deployment.apps/velero                              1/1     1            1           96s
    
    NAME                                                           DESIRED   CURRENT   READY   AGE
    replicaset.apps/oadp-operator-controller-manager-67d9494d47    1         1         1       2m9s
    replicaset.apps/oadp-velero-sample-1-aws-registry-5d6968cbdd   1         1         1       96s
    replicaset.apps/velero-588db7f655                              1         1         1       96s

4.2.5.5.1. DataProtectionApplication CR で CSI を有効にする

CSI スナップショットを使用して永続ボリュームをバックアップするには、DataProtectionApplication カスタムリソース (CR) で Container Storage Interface (CSI) を有効にします。

前提条件

  • クラウドプロバイダーは、CSI スナップショットをサポートする必要があります。

手順

  • 次の例のように、DataProtectionApplication CR を編集します。

    apiVersion: oadp.openshift.io/v1alpha1
    kind: DataProtectionApplication
    ...
    spec:
      configuration:
        velero:
          defaultPlugins:
          - openshift
          - csi 1
        featureFlags:
        - EnableCSI 2
    1
    csi のデフォルトプラグインを追加します。
    2
    EnableCSI 機能フラグを追加します。
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