This documentation is for a release that is no longer maintained
See documentation for the latest supported version 3 or the latest supported version 4.第9章 TLS セキュリティープロファイルの設定
TLS セキュリティープロファイルは、サーバーへの接続時に、クライアントが使用できる暗号を規制する方法をサーバーに提供します。これにより、OpenShift Container Platform コンポーネントは暗号化ライブラリーを使用するようになり、既知の安全ではないプロトコル、暗号、またはアルゴリズムを拒否します。
クラスター管理者は、以下のコンポーネントごとに使用する TLS セキュリティープロファイルを選択できます。
- Ingress コントローラー
コントロールプレーン
これには、Kubernetes API サーバー、OpenShift API サーバー、OpenShift OAuth API サーバー、および OpenShift OAuth サーバーが含まれます。
9.1. TLS セキュリティープロファイルについて リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
TLS (Transport Layer Security) セキュリティープロファイルを使用して、さまざまな OpenShift Container Platform コンポーネントに必要な TLS 暗号を定義できます。OpenShift Container Platform の TLS セキュリティープロファイルは、Mozilla が推奨する設定 に基づいています。
コンポーネントごとに、以下の TLS セキュリティープロファイルのいずれかを指定できます。
プロファイル | 説明 |
---|---|
| このプロファイルは、レガシークライアントまたはライブラリーでの使用を目的としています。このプロファイルは、Old 後方互換性 の推奨設定に基づいています。
注記 Ingress コントローラーの場合、TLS の最小バージョンは 1.0 から 1.1 に変換されます。 |
| このプロファイルは、大多数のクライアントに推奨される設定です。これは、Ingress コントローラーおよびコントロールプレーンのデフォルトの TLS セキュリティープロファイルです。このプロファイルは、Intermediate 互換性 の推奨設定に基づいています。
|
| このプロファイルは、後方互換性を必要としない Modern のクライアントでの使用を目的としています。このプロファイルは、Modern 互換性 の推奨設定に基づいています。
注記
OpenShift Container Platform 4.6、4.7、および 4.8 では、 重要
|
| このプロファイルを使用すると、使用する TLS バージョンと暗号を定義できます。 警告
無効な設定により問題が発生する可能性があるため、 注記
OpenShift Container Platform ルーターは、Red Hat 分散の OpenSSL デフォルトセットの TLS |
事前定義されたプロファイルタイプのいずれかを使用する場合、有効なプロファイル設定はリリース間で変更される可能性があります。たとえば、リリース X.Y.Z にデプロイされた Intermediate プロファイルを使用する仕様がある場合、リリース X.Y.Z+1 へのアップグレードにより、新規のプロファイル設定が適用され、ロールアウトが生じる可能性があります。