3.2.3. OpenShift Update Service グラフデータコンテナーイメージの作成


OpenShift Update Service には、OpenShift Update Service がチャネルメンバーシップについての情報を取得し、更新エッジをブロックするグラフデータコンテナーイメージが必要です。通常、グラフデータはアップグレードグラフデータリポジトリーから直接取得します。インターネット接続が利用できない場合には、グラフデータを OpenShift Update Service で利用できるようにする別の方法として init コンテナーからこの情報を読み込むことができます。init コンテナーのロールとして、グラフデータのローカルコピーを提供し、Pod の初期化時に init コンテナーはデータをサービスがアクセスできるボリュームにコピーすることが挙げられます。

手順

  1. 以下を含む Dockerfile (./Dockerfile など) を作成します。

    FROM registry.access.redhat.com/ubi8/ubi:8.1
    
    RUN curl -L -o cincinnati-graph-data.tar.gz https://github.com/openshift/cincinnati-graph-data/archive/master.tar.gz
    
    CMD exec /bin/bash -c "tar xvzf cincinnati-graph-data.tar.gz -C /var/lib/cincinnati/graph-data/ --strip-components=1"
  2. 上記の手順で作成した docker ファイルを使用して、グラフデータコンテナーイメージ (例: registry.example.com/openshift/graph-data:latest) を構築します。

    $ podman build -f ./Dockerfile -t registry.example.com/openshift/graph-data:latest
  3. 前の手順で作成した graph-data コンテナーイメージを、OpenShift Update Service (例: registry.example.com/openshift/graph-data:latest) からアクセスできるリポジトリーにプッシュします。

    $ podman push registry.example.com/openshift/graph-data:latest
    注記

    制限のあるネットワーク環境に存在するローカルレジストリーにグラフデータイメージをプッシュするには、前の手順で作成した graph-data コンテナーイメージを OpenShift Update Service がアクセスできるリポジトリーにコピーします。利用可能なオプションについては、oc image mirror --help を実行します。

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