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4.4.7. Restic の問題

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Restic を使用してアプリケーションのバックアップを作成すると、これらの問題が発生する可能性があります。

4.4.7.1. root_squash が有効になっている NFS データボリュームの Restic パーミッションエラー

Restic Pod ログには、エラーメッセージ controller=pod-volume-backup error="fork/exec/usr/bin/restic: permission denied" が表示されます。

原因

NFS データボリュームで root_squash が有効になっている場合、Resticnfsnobody にマッピングされ、バックアップを作成する権限がありません。

解決方法

この問題を解決するには、Restic の補足グループを作成し、そのグループ ID を DataProtectionApplication マニフェストに追加します。

  1. NFS データボリューム上に Restic の補足グループを作成します。
  2. NFS ディレクトリーに setgid ビットを設定して、グループの所有権が継承されるようにします。
  3. 次の例のように、spec.configuration.restic.supplementalGroups パラメーターおよびグループ ID を DataProtectionApplication マニフェストに追加します。

    spec:
      configuration:
        restic:
          enable: true
          supplementalGroups:
          - <group_id> 1
    1
    補助グループ ID を指定します。
  4. Restic Pod が再起動し、変更が適用されるまで待機します。
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