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6.3.2. Ingress コントローラーエンドポイントの公開ストラテジー

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NodePortService エンドポイントの公開ストラテジー

NodePortService エンドポイントの公開ストラテジーは、Kubernetes NodePort サービスを使用して Ingress コントローラーを公開します。

この設定では、Ingress コントローラーのデプロイメントはコンテナーのネットワークを使用します。NodePortService はデプロイメントを公開するために作成されます。特定のノードポートは OpenShift Container Platform によって動的に割り当てられますが、静的ポートの割り当てをサポートするために、管理される NodePortService のノードポートフィールドへの変更が保持されます。

図6.1 NodePortService の図

OpenShift Container Platform Ingress NodePort endpoint publishing strategy

前述の図では、OpenShift Container Platform Ingress NodePort エンドポイントの公開戦略に関する以下のような概念を示しています。

  • クラスターで利用可能なノードにはすべて、外部からアクセス可能な独自の IP アドレスが割り当てられています。クラスター内で動作するサービスは、全ノードに固有の NodePort にバインドされます。
  • たとえば、クライアントが図中の IP アドレス 10.0.128.4 に接続してダウンしているノードに接続した場合に、ノードポートは、サービスを実行中で利用可能なノードにクライアントを直接接続します。このシナリオでは、ロードバランシングは必要ありません。イメージが示すように、10.0.128.4 アドレスがダウンしており、代わりに別の IP アドレスを使用する必要があります。
注記

Ingress Operator は、サービスの .spec.ports[].nodePort フィールドへの更新を無視します。

デフォルトで、ポートは自動的に割り当てられ、各種の統合用のポート割り当てにアクセスできます。ただし、既存のインフラストラクチャーと統合するために静的ポートの割り当てが必要になることがありますが、これは動的ポートに対応して簡単に再設定できない場合があります。静的ノードポートとの統合を実行するには、管理対象のサービスリソースを直接更新できます。

詳細は、NodePort についての Kubernetes サービスについてのドキュメント を参照してください。

HostNetwork エンドポイントの公開ストラテジー

HostNetwork エンドポイントの公開ストラテジーは、Ingress コントローラーがデプロイされるノードポートで Ingress コントローラーを公開します。

HostNetwork エンドポイント公開ストラテジーを持つ Ingress コントローラーには、ノードごとに単一の Pod レプリカのみを設定できます。n のレプリカを使用する場合、それらのレプリカをスケジュールできる n 以上のノードを使用する必要があります。各 Pod はスケジュールされるノードホストでポート 80 および 443 を要求するので、同じノードで別の Pod がそれらのポートを使用している場合、レプリカをノードにスケジュールすることはできません。

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