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4.4.8. must-gather ツールの使用

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must-gather ツールを使用して、OADP カスタムリソースのログ、メトリクス、および情報を収集できます。

must-gather データはすべてのカスタマーケースに割り当てられる必要があります。

次のデータ収集オプションを使用して、must-gather ツールを実行できます。

  • 完全な must-gather データ収集では、OADP Operator がインストールされているすべての名前空間について、Prometheus メトリック、Pod ログ、および Velero CR 情報が収集されます。
  • 重要な must-gather データ収集では、Pod ログと Velero CR 情報を特定の期間 (たとえば、1 時間または 24 時間) 収集します。Prometheus メトリックと重複ログは含まれていません。
  • タイムアウト付きの must-gather データ収集。失敗した Backup CR が多数ある場合は、データ収集に長い時間がかかる可能性があります。タイムアウト値を設定することでパフォーマンスを向上させることができます。
  • Prometheus メトリクスデータダンプは、Prometheus によって収集されたメトリクスデータを含むアーカイブファイルをダウンロードします。

前提条件

  • cluster-admin ロールを持つユーザーとして OpenShift Container Platform クラスターにログインする必要があります。
  • OpenShift CLI がインストールされている必要があります。

手順

  1. must-gather データを保存するディレクトリーに移動します。
  2. 次のデータ収集オプションのいずれかに対して、oc adm must-gather コマンドを実行します。

    • Prometheus メトリックを含む、完全な must-gather データ収集:

      $ oc adm must-gather --image=registry.redhat.io/oadp/oadp-mustgather-rhel8:v1.0

      データは must-gather/must-gather.tar.gz として保存されます。このファイルを Red Hat カスタマーポータル で作成したサポートケースにアップロードすることができます。

    • Prometheus メトリックを使用しない、特定の期間の必須の must-gather データ収集:

      $ oc adm must-gather --image=registry.redhat.io/oadp/oadp-mustgather-rhel8:v1.0 \
        -- /usr/bin/gather_<time>_essential 1
      1
      期間を時間単位で指定します。許可される値は、1h6h24h72h、または all です。たとえば、gather_1h_essential または gather_all_essential です。
    • タイムアウト付きの must-gather データ収集:

      $ oc adm must-gather --image=registry.redhat.io/oadp/oadp-mustgather-rhel8:v1.0 \
        -- /usr/bin/gather_with_timeout <timeout> 1
      1
      タイムアウト値を秒単位で指定します。
    • Prometheus メトリクスデータダンプ:

      $ oc adm must-gather --image=registry.redhat.io/oadp/oadp-mustgather-rhel8:v1.0 \
        -- /usr/bin/gather_metrics_dump

      この操作には長時間かかる場合があります。データは must-gather/metrics/prom_data.tar.gz として保存されます。

Prometheus コンソールを使用したメトリクスデータの表示

Prometheus コンソールでメトリックデータを表示できます。

手順

  1. prom_data.tar.gz ファイルを解凍します。

    $ tar -xvzf must-gather/metrics/prom_data.tar.gz
  2. ローカルの Prometheus インスタンスを作成します。

    $ make prometheus-run

    このコマンドでは、Prometheus URL が出力されます。

    出力

    Started Prometheus on http://localhost:9090

  3. Web ブラウザーを起動して URL に移動し、Prometheus Web コンソールを使用してデータを表示します。
  4. データを確認した後に、Prometheus インスタンスおよびデータを削除します。

    $ make prometheus-cleanup
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