6.2. レポートの作成


レポートの作成は、メータリングを使用してデータを処理し、分析する手段です。

レポートを作成するには、YAML ファイルで Report リソースを定義し、必要なパラメーターを指定し、これを openshift-metering namespace に作成する必要があります。

前提条件

  • メータリングがインストール済みです。

手順

  1. openshift-metering プロジェクトに切り替えます。

    $ oc project openshift-metering
  2. Report リソースを YAML ファイルとして作成します。

    1. 以下の内容を含む YAML ファイルを作成します。

      apiVersion: metering.openshift.io/v1
      kind: Report
      metadata:
        name: namespace-cpu-request-2019 1
        namespace: openshift-metering
      spec:
        reportingStart: '2019-01-01T00:00:00Z'
        reportingEnd: '2019-12-30T23:59:59Z'
        query: namespace-cpu-request 2
        runImmediately: true 3
      2
      query は、レポートの生成に使用する ReportQuery を指定します。レポートする内容に応じて、この値を変更します。オプションの一覧については、oc get reportqueries | grep -v raw を実行します。
      1
      レポートが metadata.name について実行する内容を説明する名前を使用します。使用したクエリー、スケジュールまたは期間を説明する適切な名前を使用してください。
      3
      利用可能なデータを使用して実行できるようにするには、runImmediatelytrue に設定するか、または reportingEnd が経過するのを待機するようにするには false に設定します。
    2. 以下のコマンドを実行して Report リソースを作成します。

      $ oc create -f <file-name>.yaml

      出力例

      report.metering.openshift.io/namespace-cpu-request-2019 created

  3. 以下のコマンドで、レポートおよびそれらの Running ステータスを一覧表示できます。

    $ oc get reports

    出力例

    NAME                         QUERY                   SCHEDULE   RUNNING    FAILED   LAST REPORT TIME       AGE
    namespace-cpu-request-2019   namespace-cpu-request              Finished            2019-12-30T23:59:59Z   26s

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.