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See documentation for the latest supported version 3 or the latest supported version 4.9.2. イメージレジストリーの設定
image.config.openshift.io/cluster
カスタムリソース (CR) を編集してイメージレジストリーの設定を行うことができます。Machine Config Operator (MCO) は、image.config.openshift.io/cluster
CR でレジストリーへの変更の有無を監視し、変更を検出するとノードを再起動します。
手順
image.config.openshift.io/cluster
カスタムリソースを編集します。oc edit image.config.openshift.io/cluster
$ oc edit image.config.openshift.io/cluster
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下は、
image.config.openshift.io/cluster
CR の例になります。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
Image
: イメージの処理方法についてのクラスター全体の情報を保持します。正規名および唯一の有効な名前となるのはcluster
です。- 2
allowedRegistriesForImport
: 標準ユーザーがイメージのインポートに使用するコンテナーイメージレジストリーを制限します。この一覧を、有効なイメージを含むものとしてユーザーが信頼し、アプリケーションのインポート元となるレジストリーに設定します。イメージまたはImageStreamMappings
を API 経由で作成するパーミッションを持つユーザーは、このポリシーによる影響を受けません。通常、これらのパーミッションを持っているのはクラスター管理者のみです。- 3
additionalTrustedCA
: イメージストリームのインポート、Pod のイメージプル、openshift-image-registry
プルスルー、およびビルド時に信頼される追加の認証局 (CA) が含まれる設定マップの参照です。この設定マップの namespace はopenshift-config
です。設定マップの形式では、信頼する追加のレジストリー CA についてレジストリーのホスト名をキーとして使用し、PEM 証明書を値として使用します。- 4
registrySources
: ビルドおよび Pod のイメージにアクセスする際に、コンテナーランタイムが個々のレジストリーを許可するかブロックするかを決定する設定が含まれます。allowedRegistries
パラメーターまたはblockedRegistries
パラメーターのいずれかを設定できますが、両方を設定することはできません。安全でないレジストリーへのアクセスを許可するかどうかを定義することもできます。この例では、使用が許可されるレジストリーを定義するallowedRegistries
パラメーターを使用します。安全でないレジストリーinsecure.com
も許可されます。registrySources
パラメーターには、内部クラスターレジストリーの設定は含まれません。
注記allowedRegistries
パラメーターが定義されると、明示的に一覧表示されない限り、registry.redhat.io レジストリーと quay.io レジストリー、およびデフォルトの内部イメージレジストリーを含むすべてのレジストリーがブロックされます。パラメーターを使用する場合は、Pod の失敗を防ぐために、registry.redhat.io
レジストリーとquay.io
レジストリー、およびinternalRegistryHostname
をallowedRegistries
一覧に追加する必要があります。これらは、お使いの環境内のペイロードイメージで必要とされます。registry.redhat.io
およびquay.io
レジストリーをblockedRegistries
一覧に追加しないでください。セキュリティー上のリスクを軽減するために、非セキュアな外部レジストリーは回避する必要があります。
変更が適用されたことを確認するには、ノードを一覧表示します。
oc get nodes
$ oc get nodes
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
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9.2.1. 特定のレジストリーの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
image.config.openshift.io/cluster
カスタムリソース (CR) を編集してイメーのプおよびプッシュアクションで許可されるレジストリーの一覧を追加できます。OpenShift Container Platform は、この CR への変更をクラスター内のすべてのノードに適用します。
イメージをプルまたはプッシュする場合、コンテナーランタイムは image.config.openshift.io/cluster
CR の registrySources
パラメーターの下に一覧表示されるレジストリーを検索します。allowedRegistries
パラメーターの下にレジストリーの一覧を作成している場合、コンテナーランタイムはそれらのレジストリーのみを検索します。一覧に含まれていないレジストリーはブロックされます。
allowedRegistries
パラメーターが定義されると、明示的に一覧表示されない限り、registry.redhat.io
レジストリーと quay.io
レジストリー、およびデフォルトの内部イメージレジストリーを含むすべてのレジストリーがブロックされます。パラメーターを使用する場合は、Pod の失敗を防ぐために、registry.redhat.io
レジストリーと quay.io
レジストリー、および internalRegistryHostname
を allowedRegistries
一覧に追加します。これらは、お使いの環境内のペイロードイメージで必要とされます。非接続クラスターの場合、ミラーレジストリーも追加する必要があります。
手順
image.config.openshift.io/cluster
CR を編集します。oc edit image.config.openshift.io/cluster
$ oc edit image.config.openshift.io/cluster
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下は、許可リストを含む
image.config.openshift.io/cluster
リソースの例になります。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記allowedRegistries
パラメーターまたはblockedRegistries
パラメーターのいずれかを設定できますが、両方を設定することはできません。Machine Config Operator (MCO) は、
image.config.openshift.io/cluster
CR でレジストリーへの変更の有無を監視し、変更を検出するとノードを再起動します。許可されるレジストリーへの変更により、各ノードの/host/etc/containers/policy.json
ファイルのイメージ署名ポリシーが作成または更新されます。レジストリーがポリシーファイルに追加されていることを確認するには、ノードで以下のコマンドを使用します。
cat /host/etc/containers/policy.json
$ cat /host/etc/containers/policy.json
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のポリシーは、イメージのプルおよびプッシュで、example.com、quay.io、および registry.redhat.io レジストリーからのイメージのみを許可されることを示しています。
例9.1 イメージ署名ポリシーファイルの例
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
クラスターが registrySources.insecureRegistries
パラメーターを使用する場合、非セキュアなレジストリーが許可リストに含まれることを確認します。
以下に例を示します。