5.4.3. Pipeline ビルドの環境変数の使用


重要

パイプラインビルドストラテジーは OpenShift Container Platform 4 では非推奨になりました。同等の機能および改善機能は、Tekton をベースとする OpenShift Container Platform Pipeline にあります。

OpenShift Container Platform の Jenkins イメージは完全にサポートされており、ユーザーは Jenkins ユーザーのドキュメントに従ってジョブで jenkinsfile を定義するか、またはこれをソースコントロール管理システムに保存します。

環境変数を Pipeline ビルドプロセスで利用可能にするには、環境変数をビルド設定の jenkinsPipelineStrategy 定義に追加できます。

定義した後に、環境変数はビルド設定に関連する Jenkins ジョブのパラメーターとして設定されます。

手順

  • ビルド時に使用される環境変数を定義するには、YAML ファイルを編集します。

    jenkinsPipelineStrategy:
    ...
      env:
        - name: "FOO"
          value: "BAR"

oc set env コマンドで、ビルド設定に定義した環境変数を管理することも可能です。

5.4.3.1. BuildConfig 環境変数と Jenkins ジョブパラメーター間のマッピング

Pipeline ストラテジーのビルド設定への変更に従い、Jenkins ジョブが作成/更新されると、ビルド設定の環境変数は Jenkins ジョブパラメーターの定義にマッピングされます。 Jenkins ジョブパラメーター定義のデフォルト値は、関連する環境変数の現在の値になります。

Jenkins ジョブの初回作成後に、パラメーターを Jenkins コンソールからジョブに追加できます。パラメーター名は、ビルド設定の環境変数名とは異なります。上記の Jenkins ジョブ用にビルドを開始すると、これらのパラメーターが使用されます。

Jenkins ジョブのビルドを開始する方法により、パラメーターの設定方法が決まります。

  • oc start-build で開始された場合には、ビルド設定の環境変数が対応するジョブインスタンスに設定するパラメーターになります。Jenkins コンソールからパラメーターのデフォルト値に変更を加えても無視されます。ビルド設定値が優先されます。
  • oc start-build -e で開始する場合、-e オプションで指定される環境変数の値が優先されます。

    • ビルド設定に一覧表示されていない環境変数を指定する場合、それらは Jenkins ジョブパラメーター定義として追加されます。
    • Jenkins コンソールから環境変数に対応するパラメーターに加える変更は無視されます。ビルド設定および oc start-build -e で指定する内容が優先されます。
  • Jenkins コンソールで Jenkins ジョブを開始した場合には、ジョブのビルドを開始する操作の一環として、Jenkins コンソールを使用してパラメーターの設定を制御できます。
注記

ジョブパラメーターに関連付けられる可能性のあるすべての環境変数を、ビルド設定に指定することが推奨されます。これにより、ディスク I/O が減り、Jenkins 処理時のパフォーマンスが向上します。

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