5.3.11.3.2. ディスクパーティション設定
ディスクパーティションは、Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) のインストール時に OpenShift Container Platform クラスターノードに作成されます。特定のアーキテクチャーの各 RHCOS ノードは、デフォルトのパーティション設定が上書きされない限り、同じパーティションレイアウトを使用します。RHCOS のインストール時に、ルートファイルシステムのサイズが拡大し、ターゲットデバイスの残りの使用可能なスペースが使用されます。
ただし、以下は、OpenShift Container Platform ノードのインストール時に、デフォルトのパーティション設定を上書きするために介入が必要と思われる 2 つのケースになります。
別個のパーティションの作成: 空のディスクへのグリーンフィールドインストールの場合は、別のストレージをパーティションに追加する必要がある場合があります。これは、
/varまたは/var/lib/etcdなどの/varのサブディレクトリー (両方ではない) を個別のパーティションとして作成する場合にのみ正式にサポートされます。重要Kubernetes は 2 つのファイルシステムパーティションのみをサポートします。元の設定に複数のパーティションを追加すると、Kubernetes はそれらをすべて監視できません。
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既存のパーティションの保持: ブラウンフィールドインストールで、既存のノードに OpenShift Container Platform を再インストールし、以前のオペレーティングシステムからのデータパーティションを維持する必要がある場合、既存のデータパーティションを保持できる
coreos-installerへのブート引数とオプションの両方があります。
5.3.11.3.2.1. 個別の /var パーティションの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
一般的に、OpenShift Container Platform のディスクパーティション設定は、インストーラーに任せる必要があります。ただし、拡張予定のファイルシステムの一部に個別のパーティションの作成が必要となる場合もあります。
OpenShift Container Platform は、ストレージを /var パーティションまたは /var のサブディレクトリーのいずれかに割り当てる単一のパーティションの追加をサポートします。以下に例を示します。
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/var/lib/containers: イメージやコンテナーがシステムにさらに追加されると拡張するコンテナー関連のコンテンツを保持します。 -
/var/lib/etcd: etcd ストレージのパフォーマンスの最適化などの目的で分離する必要のあるデータを保持します。 -
/var: 監査などの目的に合わせて分離させる必要のあるデータを保持します。
/var ディレクトリーのコンテンツを個別に保存すると、必要に応じてこれらの領域のストレージの拡大を容易にし、後で OpenShift Container Platform を再インストールして、そのデータをそのまま保持することができます。この方法では、すべてのコンテナーを再度プルする必要はありません。また、システムの更新時に大きなログファイルをコピーする必要もありません。
/var は、Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) の新規インストール前に有効にする必要があるため、以下の手順では OpenShift Container Platform インストールの openshift-install の準備フェーズで挿入されるマシン設定を作成して、別の /var パーティションを設定します。
手順
OpenShift Container Platform インストールファイルを保存するディレクトリーを作成します。
$ mkdir $HOME/clusterconfigopenshift-installを実行して、manifestおよびopenshiftのサブディレクトリーにファイルのセットを作成します。プロンプトが表示されたら、システムの質問に回答します。$ openshift-install create manifests --dir $HOME/clusterconfig ? SSH Public Key ... $ ls $HOME/clusterconfig/openshift/ 99_kubeadmin-password-secret.yaml 99_openshift-cluster-api_master-machines-0.yaml 99_openshift-cluster-api_master-machines-1.yaml 99_openshift-cluster-api_master-machines-2.yaml ...MachineConfigオブジェクトを作成し、これをopenshiftディレクトリーのファイルに追加します。たとえば、98-var-partition.yamlファイルに名前を付け、ディスクのデバイス名をworkerシステムのストレージデバイスの名前に変更し、必要に応じてストレージサイズを設定します。以下の例では、/varディレクトリーを別のパーティションにマウントします。apiVersion: machineconfiguration.openshift.io/v1 kind: MachineConfig metadata: labels: machineconfiguration.openshift.io/role: worker name: 98-var-partition spec: config: ignition: version: 3.1.0 storage: disks: - device: /dev/<device_name>1 partitions: - label: var startMiB: <partition_start_offset>2 sizeMiB: <partition_size>3 filesystems: - device: /dev/disk/by-partlabel/var path: /var format: xfs systemd: units: - name: var.mount4 enabled: true contents: | [Unit] Before=local-fs.target [Mount] What=/dev/disk/by-partlabel/var Where=/var Options=defaults,prjquota5 [Install] WantedBy=local-fs.target- 1
- パーティションを設定する必要のあるディスクのストレージデバイス名。
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- データパーティションをブートディスクに追加する場合は、25000 のメビバイトの最小値が推奨されます。ルートファイルシステムは、指定したオフセットまでの利用可能な領域をすべて埋めるためにサイズを自動的に変更します。値の指定がない場合や、指定した値が推奨される最小値よりも小さい場合、生成されるルートファイルシステムのサイズは小さ過ぎるため、RHCOS の再インストールでデータパーティションの最初の部分が上書きされる可能性があります。
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- データパーティションのサイズ (メビバイト単位)。
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- マウントユニットの名前は、
Where=ディレクティブで指定されたディレクトリーと一致する必要があります。たとえば、/var/lib/containersにマウントされているファイルシステムの場合、ユニットの名前はvar-lib-containers.mountにする必要があります。 - 5
- コンテナーストレージに使用されるファイルシステムでは、
prjquotaマウントオプションを有効にする必要があります。
注記個別の
/varパーティションを作成する場合、異なるインスタンスタイプに同じデバイス名がない場合は、ワーカーノードに異なるインスタンスタイプを使用することはできません。openshift-installを再度実行し、manifestおよびopenshiftのサブディレクトリー内のファイルセットから、Ignition 設定を作成します。$ openshift-install create ignition-configs --dir $HOME/clusterconfig $ ls $HOME/clusterconfig/ auth bootstrap.ign master.ign metadata.json worker.ign
Ignition 設定ファイルを ISO または PXE の手動インストール手順に入力として使用し、Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) システムをインストールできます。
5.3.11.3.2.2. 既存パーティションの保持 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ISO インストールの場合は、インストーラーに 1 つ以上の既存パーティションを維持させる coreos-installer コマンドラインにオプションを追加することができます。PXE インストールの場合、APPEND coreos.inst.* オプションを追加してパーティションを保持できます。
保存したパーティションは、保持する必要があるデータパーティションを持つ既存の OpenShift Container Platform システムからのパーティションである可能性があります。以下にいくつかのヒントを紹介します。
- 既存のパーティションを保存し、それらのパーティションが RHCOS の十分な領域を残さない場合、インストールは失敗します。この場合、保存したパーティションが破損することはありません。
- パーティションラベルまたは番号のいずれかで保持する必要のあるディスクパーティションを特定します。
ISO インストールの場合:
この例では、パーティションラベルが data (data*) で始まるパーティションを保持します。
# coreos-installer install --ignition-url http://10.0.2.2:8080/user.ign \
--save-partlabel 'data*' /dev/sda
以下の例では、ディスク上の 6 番目のパーティションを保持する方法で coreos-installer を実行する方法を説明しています。
# coreos-installer install --ignition-url http://10.0.2.2:8080/user.ign \
--save-partindex 6 /dev/sda
この例では、パーティション 5 以上を保持します。
# coreos-installer install --ignition-url http://10.0.2.2:8080/user.ign
--save-partindex 5- /dev/sda
パーティションの保存が使用された以前の例では、coreos-installer はパーティションをすぐに再作成します。
PXE インストールの場合:
この APPEND オプションは、パーティションラベルが 'data' ('data*') で始まるパーティションを保持します。
coreos.inst.save_partlabel=data*
この APPEND オプションは、パーティション 5 以上を保持します。
coreos.inst.save_partindex=5-
この APPEND オプションは、パーティション 6 を保持します。
coreos.inst.save_partindex=6