5.6.9.2. 必須 CRD (Required CRD)
他の必須 CRD の使用は完全にオプションであり、これらは個別 Operator のスコープを縮小し、エンドツーエンドのユースケースに対応するために複数の Operator を一度に作成するために使用できます。
一例として、Operator がアプリケーションをセットアップし、分散ロックに使用する (etcd Operator からの) etcd クラスター、およびデータストレージ用に (Postgres Operator からの) Postgres データベースをインストールする場合があります。
Operator Lifecycle Manager (OLM) は、これらの要件を満たすためにクラスター内の利用可能な CRD および Operator に対してチェックを行います。適切なバージョンが見つかると、Operator は必要な namespace 内で起動し、サービスアカウントが各 Operator が必要な Kubernetes リソースを作成し、監視し、変更できるようにするために作成されます。
フィールド | 説明 | 必須/オプション |
---|---|---|
| 必要な CRD のフルネーム。 | 必須 |
| オブジェクト API のバージョン。 | 必須 |
| Kubernetes オブジェクトの種類。 | 必須 |
| CRD の人間による可読可能なバージョン。 | 必須 |
| 大規模なアーキテクチャーにおけるコンポーネントの位置付けについてのサマリー。 | 必須 |
必須 CRD の例
required: - name: etcdclusters.etcd.database.coreos.com version: v1beta2 kind: EtcdCluster displayName: etcd Cluster description: Represents a cluster of etcd nodes.