22.5. ストレージを処理するキックスタートコマンド


このセクションのキックスタートコマンドは、デバイス、ディスク、パーティション、LVM、ファイルシステムなど、ストレージの設定を行います。

重要

sdX (または /dev/sdX) 形式では、デバイス名が再起動後に維持される保証がないため、一部のキックスタートコマンドの使用が複雑になる可能性があります。コマンドにデバイスノード名が必要な場合は、/dev/disk の項目を代わりに使用できます。以下に例を示します。

part / --fstype=xfs --onpart=sda1

上記のコマンドの代わりに、以下のいずれかを使用します。

part / --fstype=xfs --onpart=/dev/disk/by-path/pci-0000:00:05.0-scsi-0:0:0:0-part1

part / --fstype=xfs --onpart=/dev/disk/by-id/ata-ST3160815AS_6RA0C882-part1

このアプローチを使用すると、コマンドは常に同じストレージデバイスをターゲットとします。これは、大規模なストレージ環境で特に役立ちます。システムで使用可能なデバイス名を調べるには、対話型インストール中に ls -lR /dev/disk コマンドを使用できます。ストレージデバイスを一貫して参照するさまざまな方法の詳細は、永続的な命名属性 を参照してください。

22.5.1. ignoredisk

キックスタートコマンドの ignoredisk は任意です。インストールプログラムが、指定したディスクを無視するようになります。

自動パーティション設定を使用して、特定のディスクを無視したい場合に便利なオプションです。たとえば、ignoredisk を使用せずに SAN クラスターに導入しようとすると、インストールプログラムが SAN へのパッシブパスを検出し、パーティションテーブルがないことを示すエラーが返されるため、キックスタートが失敗します。このコマンドは 1 回だけ使用してください。

構文
ignoredisk --drives=drive1,drive2,... | --only-use=drive
オプション
  • --drives=driveN,… - driveN は、sdasdb、…、hda、… などに置き換えます。
  • --only-use=driveN,…​: インストールプログラムで使用するディスクのリストを指定します。これ以外のディスクはすべて無視されます。たとえば、インストール中に sda ディスクを使用し、他はすべて無視する場合は以下のコマンドを使用します。

    ignoredisk --only-use=sda

    LVM を使用しないマルチパスのデバイスを指定する場合は、次のコマンドを実行します。

    ignoredisk --only-use=disk/by-id/dm-uuid-mpath-2416CD96995134CA5D787F00A5AA11017

    LVM を使用するマルチパスのデバイスを指定する場合は、次のコマンドを実行します。

    ignoredisk --only-use=disk/by-id/scsi-58095BEC5510947BE8C0360F604351918

    --drives または --only-use のいずれかのみを指定する必要があります。

注記
  • マルチパスのデバイスを指定する場合は、disk/by-id/scsi-WWID の形式を使用します。WWID はデバイスの World-Wide Identifier です。WWID が 58095BEC5510947BE8C0360F604351918 のディスクを指定するには、以下のコマンドを使用します。
ignoredisk --only-use=disk/by-id/scsi-58095BEC5510947BE8C0360F604351918

この形式はすべてのマルチパスデバイスに適していますが、エラーが発生した場合は、論理ボリュームマネージャー (LVM) を使用しないマルチパスデバイスも、disk/by-id/dm-uuid-mpath-WWID 形式を使用して指定できます。この場合の WWID はデバイスの world-wide identifier です。たとえば、WWID 2416CD96995134CA5D787F00A5AA11017 のディスクを指定する場合は以下を使用します。

ignoredisk --only-use=disk/by-id/dm-uuid-mpath-2416CD96995134CA5D787F00A5AA11017

mpatha などのデバイス名でマルチパスデバイスを指定しないでください。このようなデバイス名は、特定のディスクに固有の名前ではありません。インストール中に /dev/mpatha という名前のディスクが、予期したディスクと異なる可能性があります。したがって、clearpart コマンドを使用する際は、間違ったディスクが対象となる可能性があります。

  • sdX (または /dev/sdX) 形式では、デバイス名が再起動後に維持される保証がないため、一部のキックスタートコマンドの使用が複雑になる可能性があります。コマンドにデバイスノード名が必要な場合は、/dev/disk の項目を代わりに使用できます。以下に例を示します。

    ignoredisk --only-use=sda

    上記のコマンドの代わりに、以下のいずれかを使用します。

    ignoredisk --only-use=/dev/disk/by-path/pci-0000:00:05.0-scsi-0:0:0:0
    ignoredisk --only-use=/dev/disk/by-id/ata-ST3160815AS_6RA0C882

    このアプローチを使用すると、コマンドは常に同じストレージデバイスをターゲットとします。これは、大規模なストレージ環境で特に役立ちます。システムで使用可能なデバイス名を調べるには、対話型インストール中に ls -lR /dev/disk コマンドを使用できます。ストレージデバイスを一貫して参照するさまざまな方法の詳細は、永続的な命名属性 を参照してください。

Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2026 Red Hat
トップに戻る