8.7. z/VM ゲスト仮想マシンへのインストールの準備


端末エミュレーター x3270 または c3270 を使用して、その他の Linux システムから z/VM にログインしたり、64 ビットの IBM Z Hardware Management Console (HMC) で IBM 3270 端末エミュレーターを使用します。Microsoft Windows オペレーティングシステムを実行している場合は、インターネットの検索で確認できる複数のオプションが利用できます。wc3270 と呼ばれる、無料でネイティブの Windows ポート c3270 もあります。

/VM 仮想マシンのマシンタイプとして ESA を必ず選択してください。他のマシンタイプを選択すると、RHEL がインストールされなくなる可能性があります。IBM のドキュメント を参照してください。

手順

  1. Linux インストールに選択した z/VM ゲストの仮想マシンにログオンします。
  2. オプション: 3270 の接続が中断され、以前のセッションがまだアクティブであるために再度ログインできない場合は、z/VM ログオン画面で次のコマンドを入力すると、以前のセッションを新しいセッションに置き換えることができます。

    logon user herelogon user herelogon user here
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    user には z/VM ゲスト仮想マシンの名前を入れてください。RACF などの外部セキュリティーマネージャーが使用されているかどうかによって、ログオンコマンドが異なる場合があります。

  3. ゲスト内で CMS (z/VM 同梱のシングルユーザー用オペレーティングシステム) を実行していない場合は、以下のコマンドを実行してここで起動します。

    cp ipl cms
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  4. インストールターゲットには、A ディスク (多くの場合デバイス番号は 0191) などの CMS ディスクを使用しないようにしてください。CMS で使用されているディスクを確認するには、以下のクエリーを使用します。

    query disk
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  5. 以下の CP (z/VM ハイパーバイザーである z/VM 制御プログラム) の query コマンドを使用すると、z/VM ゲスト仮想マシンのデバイス設定を確認できます。

    1. 利用できるメインメモリーをクエリーします。64 ビットの IBM Z の用語では ストレージ と呼ばれています。ゲストには少なくとも 1 GiB のメインメモリーが必要です。

      cp query virtual storage
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    2. 利用できるネットワークデバイスを以下のタイプ別にクエリーします。

      osa
      OSA - CHPID タイプ OSD、物理または仮想 (VSWITCH または GuestLAN)、いずれも QDIO モード
      hsi
      HiperSockets - CHPID タイプ IQD、物理または仮想 (GuestLAN タイプ Hipers)
      lcs
      LCS - CHPID タイプ OSE

      たとえば、上記のネットワークデバイスタイプをすべて問い合わせる場合は、次を実行します。

      cp query virtual osa
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    3. 利用できる DASD をクエリーします。インストールターゲットとして使用できるのは、読み取り/書き込みモードの RW フラグが付けられたものだけです。

      cp query virtual dasd
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    4. 使用可能な FCP デバイス (vHBA) のクエリー:

      cp query virtual fcp
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