13.2. ローカルボリュームを使用してキックスタートインストールを自動的に開始する
適切なラベルと名前を持つキックスタートファイルを配置したローカルストレージボリュームを使用して、自動キックスタートインストールを設定できます。ネットワークに依存しない無人インストールが可能になるため、この方法は隔離された環境やネットワークにアクセスできないシステムに適しています。
前提条件
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ラベル
OEMDRVで準備されたボリューム、およびその root にks.cfgとして存在するキックスタートファイル がある。 - このボリュームを含むドライブが、インストールプログラムの起動時にシステムで使用できる。
手順
- ローカルメディア (CD、DVD、USB フラッシュドライブなど) を使用してシステムを起動します。
起動プロンプトで、必要な起動オプションを指定します。
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必要なリポジトリーがネットワーク上にある場合は、
ip=オプションを使用してネットワークを設定する必要がある場合があります。インストーラーは、このオプションを使用せずに、デフォルトで DHCP プロトコルを使用するすべてのネットワークデバイスを設定しようとします。 必要なパッケージがインストールされるソフトウェアソースにアクセスするには
inst.repo=オプションを追加しないといけない場合があります。このオプションを指定しないと、キックスタートファイルでインストールソースを指定する必要があります。インストールソースの詳細は、インストールプログラムの設定とフロー制御のためのキックスタートコマンド を参照してください。
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必要なリポジトリーがネットワーク上にある場合は、
追加した起動オプションを確認してインストールを開始します。
インストールが開始し、キックスタートファイルが自動的に検出され、自動化されたキックスタートインストールを開始します。
注記UEFI セキュアブートが有効になっているシステムに、Red Hat Enterprise Linux ベータ版リリースをインストールした場合は、システムの Machine Owner Key (MOK) リストにベータ版の公開鍵を追加します。UEFI セキュアブートおよび Red Hat Enterprise Linux ベータ版リリースの詳細は、UEFI セキュアブートとベータ版リリースの要件 を参照してください。