23.5. ストレージのブートオプション
ストレージデバイスからの起動をカスタマイズするには、次のオプションを指定できます。
- inst.nompath
マルチパスデバイスのサポートを無効にします。このオプションは、システムに誤検知があり、通常のブロックデバイスをマルチパスデバイスとして誤って識別する場合にのみ使用してください。
警告使用する場合は注意が必要です。マルチパスハードウェアではこのオプションを使用しないでください。このオプションを使用してマルチパスデバイスのシングルパスにインストールすることはサポートされていません。
- inst.gpt
-
GPT ディスクラベルの作成を優先します。このオプションは非推奨であり、今後のリリースで削除される予定です。代わりに
inst.disklabel=gpt
を使用してください。 - inst.disklabel=
-
指定したディスクラベルタイプの作成を優先します。GPT ディスクラベルの作成を優先するには、
gpt
を指定します (デフォルト)。MBR ディスクラベルの作成を優先するには、mbr
を指定します (サポートされている場合)。 - inst.wait_for_disks=
-
inst.wait_for_disks=
オプションを使用して、インストールの開始時にディスクデバイスが表示されるまでインストールプログラムが待機する秒数を指定します。キックスタートファイルまたはカーネルドライバーを自動的にロードするためにOEMDRV-labeled
デバイスを使用しているものの、起動プロセス中にデバイスが表示されるまでに時間がかかる場合は、このオプションを使用します。デフォルトでは、インストールプログラムは5
秒間待機します。遅延を最小限に抑えるには、0
秒を使用します。 - inst.nonibftiscsiboot
-
inst.nonibftiscsiboot
オプションを使用すると、iSCSI
ブートファームウェアテーブル (iBFT
) で設定されていないiSCSI
デバイスにブートローダーを配置できるようになります。