20.3. 仮想マシンプロセスのバックトレース
仮想マシンの誤作動に関連するプロセスが機能する場合には、プロセス識別子 (PID) を指定して gstack
コマンドを使用し、誤作動しているプロセスの実行スタックトレースを生成できます。プロセスがスレッドグループの一部である場合は、スレッドもすべてトレースされます。
前提条件
GDB
パッケージがインストールされている。GDB
および利用可能なコンポーネントのインストール方法は、Installing the GNU Debugger を参照してください。バックトレースするプロセスの PID を把握している。
pgrep
コマンドの後にプロセス名を使用すると、PID を検索できます。以下に例を示します。pgrep libvirt
# pgrep libvirt 22014 22025
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手順
gstack
ユーティリティーの後にバックトレースするプロセスの PID を指定して使用します。たとえば、以下のコマンドは、PID 22014 で libvirt プロセスをバックトレースします。
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仮想マシンの問題報告およびログ提供に使用する追加のリソース
追加でヘルプおよびサポートを依頼するには、以下を行います。
redhat-support-tool コマンドラインオプション、Red Hat Portal UI、またはいくつかの FTP の方法を使用して、サービスリクエストを提出してください。
- 問題およびサポートを報告する方法は、サポートケースの作成 を参照してください。
サービス依頼の送信時に SOS Report およびログファイルをアップロードします。
これにより、Red Hat サポートエンジニアが必要な診断情報をすべて参照できるようになります。
- SOS レポートの詳細は、Red Hat ナレッジベースソリューション What is an SOS Report and how to create one in Red Hat Enterprise Linux? を参照してください。
- ログファイルの添付については、Red Hat ナレッジベースソリューション How to provide files to Red Hat Support? を参照してください。