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4.2. IBM Z の仮想化の RHEL 8.5 から RHEL 8.6 以降への更新

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RHEL 8.6 より前の IBM Z ハードウェアに RHEL 8 をインストールしている場合は、RHEL 8 のベース RPM ストリームとは別に、AV ストリームから仮想化 RPM を取得する必要があります。RHEL 8.6 以降、以前は AV ストリームからのみ利用可能だった仮想化 RPM がベース RHEL ストリームで利用可能になりました。さらに、AV ストリームは、RHEL 8 の将来のマイナーリリースで廃止される予定です。そのため、AV ストリームの使用は推奨されなくなりました。

以下の手順に従うと、AV ストリームを無効にし、RHEL 8.6 以降のバージョンで利用可能な仮想化 RPM へのアクセスが有効になります。

前提条件

  • virt:av モジュールがインストールされている IBM Z で RHEL 8.5 を使用している。これを確認するには、以下を実行します。

    # hostnamectl | grep "Operating System"
    Operating System: Red Hat Enterprise Linux 8.5 (Ootpa)
    # yum module list --installed
    [...]
    Advanced Virtualization for RHEL 8 IBM Z Systems (RPMs)
    Name                Stream                  Profiles                  Summary
    virt                av [e]                common [i]                Virtualization module

手順

  1. virt:av モジュールを無効にします。

    # yum disable virt:av
  2. システムにすでに含まれている既存の仮想化パッケージおよびモジュールを削除します。

    # yum module reset virt -y
  3. パッケージを最新の RHEL バージョンにアップグレードします。

    # yum update

    これにより、システムで virt:rhel モジュールも自動的に有効になります。

検証

  • システムの virt モジュールが rhel ストリームによって提供されていることを確認します。

    # yum module info virt
    
    Name             : virt
    Stream           : rhel [d][e][a]
    Version          : 8050020211203195115
    [...]
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