2.3. 仮想マシンの起動
RHEL 9 で仮想マシン (VM) を起動する場合は、コマンドライン または Web コンソール GUI を使用できます。
前提条件
- 仮想マシンを起動する前に仮想マシンを作成しておく。理想としては、OS をインストールしておく。手順は、Creating virtual machines を参照してください。
2.3.1. コマンドラインを使用した仮想マシンの起動 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コマンドライン (CLI) を使用して、シャットダウンした仮想マシン (VM) を起動したり、保存した仮想マシンを復元したりできます。CLI を使用すると、ローカル仮想マシンとリモート仮想マシンの両方を起動できます。
前提条件
- すでに定義されている非アクティブな仮想マシン
- 仮想マシンの名前
リモート仮想マシンの場合は、以下も設定されている。
- 仮想マシンが置かれているホストの IP アドレス
- ホストへの root アクセス権限
手順
ローカルの仮想マシンには、
virsh startユーティリティーを使用します。たとえば、次のコマンドは仮想マシン demo-guest1 を起動します。
# virsh start demo-guest1 Domain 'demo-guest1' startedリモートホストにある仮想マシンでは、ホストへの QEMU+SSH 接続と共に
virsh startユーティリティーを使用します。たとえば、次のコマンドは、ホスト 192.0.2.1 にある仮想マシン demo-guest1 を起動します。
# virsh -c qemu+ssh://root@192.0.2.1/system start demo-guest1 root@192.0.2.1's password: Domain 'demo-guest1' started
2.3.2. Web コンソールを使用した仮想マシンの起動 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
仮想マシンが 停止 状態にある場合は、RHEL 9 Web コンソールを使用して起動できます。ホストの起動時に、仮想マシンが自動的に起動するように設定することもできます。
前提条件
- RHEL 8 Web コンソールがインストールされている。
- cockpit サービスが有効になっている。
ユーザーアカウントが Web コンソールにログインできる。
手順は、Web コンソールのインストールおよび有効化 を参照してください。
- Web コンソールの仮想マシンプラグインが システムにインストールされている。
- すでに定義されている非アクティブな仮想マシン
- 仮想マシンの名前
手順
インターフェイスで、起動する仮想マシンをクリックします。
選択した仮想マシンの詳細情報を含む新しいページが開き、仮想マシンのシャットダウンおよび削除を制御できます。
をクリックします。
仮想マシンが起動し、そのコンソールまたはグラフィカル出力に接続 できます。
オプション: ホスト起動時に仮想マシンが自動的に起動するように設定するには、Overview セクションの
Autostartチェックボックスを切り替えます。libvirt が管理していないネットワークインターフェイスを使用する場合は、systemd 設定も変更する必要があります。そうしないと、影響を受ける仮想マシンが起動できなくなる可能性があります。starting virtual machines automatically when the host starts を参照してください。
2.3.3. ホストの起動時に仮想マシンを自動的に起動する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
実行中の仮想マシン (VM) のホストが再起動すると、仮想マシンはシャットダウンされるため、デフォルトで手動で再起動する必要があります。ホストの実行中に仮想マシンがアクティブであることを確認するには、仮想マシンが自動的に起動するように設定できます。
前提条件
手順
virsh autostartユーティリティーを使用して、ホストの起動時に仮想マシンが自動的に起動するように設定します。たとえば、次のコマンドは、demo-guest1 仮想マシンを自動的に起動するように設定します。
# virsh autostart demo-guest1 Domain 'demo-guest1' marked as autostartedlibvirtが管理していないネットワークインターフェイスを使用する場合は、systemd 設定にも追加の変更を行う必要があります。これを行わないと、影響を受ける仮想マシンの起動に失敗する可能性があります。注記このようなインターフェイスには、以下の例が含まれます。
-
NetworkManagerが作成したブリッジデバイス -
<forward mode='bridge'/>を使用するように設定されたネットワーク
systemd 設定ディレクトリーツリーに、
libvirtd.service.dディレクトリーが存在しない場合は作成します。# mkdir -p /etc/systemd/system/libvirtd.service.d/以前に作成したディレクトリーに、
10-network-online.confsystemd ユニットオーバーライドファイルを作成します。このファイルの内容は、libvirtd サービスのデフォルトの systemd 設定を上書きします。# touch /etc/systemd/system/libvirtd.service.d/10-network-online.conf10-network-online.confファイルに以下の行を追加します。この設定変更により、ホストのネットワークの準備ができてから、systemd がlibvirtdサービスを開始できるようになります。[Unit] After=network-online.target
-
検証
仮想マシンの設定を表示し、自動開始 オプションが有効になっていることを確認します。
たとえば、次のコマンドは、自動開始 オプションなど、demo-guest1 仮想マシンの基本情報を表示します。
# virsh dominfo demo-guest1 Id: 2 Name: demo-guest1 UUID: e46bc81c-74e2-406e-bd7a-67042bae80d1 OS Type: hvm State: running CPU(s): 2 CPU time: 385.9s Max memory: 4194304 KiB Used memory: 4194304 KiB Persistent: yes Autostart: enable Managed save: no Security model: selinux Security DOI: 0 Security label: system_u:system_r:svirt_t:s0:c873,c919 (enforcing)libvirt が管理していないネットワークインターフェイスを使用する場合は、
10-network-online.confファイルの内容が次の出力と一致するかどうかを確認してください。$ cat /etc/systemd/system/libvirtd.service.d/10-network-online.conf [Unit] After=network-online.target