3.2.4.3. 環境変数


MySQL ユーザー名、パスワード、データベース名は、以下の環境変数で設定する必要があります。

表3.1 MySQL 環境変数
変数名説明

MYSQL_USER

アプリケーションで使用するために作成されたデータベースユーザーのユーザー名を指定します。

MYSQL_PASSWORD

MYSQL_USER のパスワード。

MYSQL_DATABASE

MYSQL_USER が完全な権限を持つデータベースの名前。

MYSQL_ROOT_PASSWORD

root ユーザーの任意のパスワードこれが設定されていない場合には、root アカウントにリモートログインできません。コンテナー内からのローカル接続は常にパスワードなしで許可されます。

MYSQL_SERVICE_HOST

Kubernetes が自動作成したサービスホスト変数。

MYSQL_SERVICE_PORT

Kubernetes が自動作成したサービスポート変数。

警告

ユーザー名、パスワード、データベース名を指定する必要があります。3 つすべてを指定しない場合には、Pod は起動に失敗し、OpenShift Container Platform は Pod の再起動を継続的に試行します。

MySQL 設定は、以下の環境変数で設定できます。

表3.2 MySQL の他の設定
変数名説明デフォルト

MYSQL_LOWER_CASE_TABLE_NAMES

テーブル名の保存方法と比較方法を設定します。

0

MYSQL_MAX_CONNECTIONS

同時クライアント接続の最大許容数

151

MYSQL_MAX_ALLOWED_PACKET

1 つのパケットまたは生成/中間文字列の最大サイズ。

200M

MYSQL_FT_MIN_WORD_LEN

FULLTEXT インデックスに含まれる単語の最小長。

4

MYSQL_FT_MAX_WORD_LEN

FULLTEXT インデックスに含まれる単語の最大長。

20

MYSQL_AIO

ネイティブ AIO が破損した場合に innodb_use_native_aio 設定値を制御します。

1

MYSQL_TABLE_OPEN_CACHE

すべてのスレッドのオープンテーブルの数

400

MYSQL_KEY_BUFFER_SIZE

インデックスブロックに使用されるバッファーのサイズ

32m (または利用可能なメモリーの 10%)

MYSQL_SORT_BUFFER_SIZE

ソートに使用されるバッファーサイズ

256K

MYSQL_READ_BUFFER_SIZE

連続スキャンに使用されるバッファーのサイズ

8M (または利用可能なメモリーの 5%)

MYSQL_INNODB_BUFFER_POOL_SIZE

InnoDB がテーブルおよびインデックスデータをキャッシュするバッファープールのサイズ

32m (または利用可能なメモリーの 50%)

MYSQL_INNODB_LOG_FILE_SIZE

ロググループ内の各ログファイルのサイズ

8M (または使用可能なメモリーの 15%)

MYSQL_INNODB_LOG_BUFFER_SIZE

InnoDB がディスクのログファイルへの書き込みに使用するバッファーのサイズ

8M (または使用可能なメモリーの 15%)

一部のメモリー関連パラメーターには、2 つのデフォルト値があります。コンテナーに メモリー制限 が割り当てられていない場合には、固定値が使用されます。他の値は、コンテナーの起動中に利用可能なメモリーに基づいて動的に計算されます。

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