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4.3.3. 設定とカスタマイズ

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4.3.3.1. 環境変数

各 Jenkins エージェントコンテナーは、以下の環境変数で設定できます。

  • OPENSHIFT_JENKINS_JVM_ARCH

    x86_64 または i386 に設定して、Jenkins エージェントのホストに使用する JVM を上書きします。メモリー効率のために、メモリー制限が 2GiB 未満のコンテナーで実行されている場合、デフォルトで Jenkins エージェントイメージは 32 ビット JVM を動的に使用します。

  • JAVA_MAX_HEAP_PARAM
    CONTAINER_HEAP_PERCENT (デフォルト: 0.1、10%)
    JNLP_MAX_HEAP_UPPER_BOUND_MB

    これらの値は Jenkins エージェント JVM の最大ヒープサイズを制御します。JAVA_MAX_HEAP_PARAM が設定されている場合には (設定例: -Xmx512m)、この値が優先されます。それ以外の場合は、最大ヒープサイズはコンテナーメモリー制限の CONTAINER_HEAP_PERCENT% (設定例: 0.5、つまり 50%) として動的に計算され、オプションで JNLP_MAX_HEAP_UPPER_BOUND_MB MiB (設定例: 512) に制限されます。

    デフォルトでは、Jenkins エージェント JVM の最大ヒープサイズは、上限なしでコンテナーメモリー制限の 50% に設定されます。

  • JAVA_INITIAL_HEAP_PARAM
    CONTAINER_INITIAL_PERCENT

    これらの値は Jenkins エージェント JVM の初期ヒープサイズを制御します。JAVA_INITIAL_HEAP_PARAM が設定されている場合には (設定例: -Xms32m)、この値が優先されます。それ以外の場合は、初期ヒープサイズは、動的に計算された最大ヒープサイズの CONTAINER_INITIAL_PERCENT% (設定例: 0.1、つまり 10%) として動的に計算される場合があります。

    デフォルトでは、最初のヒープサイズは JVM に任されています。

  • CONTAINER_CORE_LIMIT

    設定されている場合には、内部の JVM スレッドのサイジング数に使用するコアの数を整数で指定します。設定例: 2

  • JAVA_TOOL_OPTIONS (デフォルト: -XX:+UnlockExperimentalVMOptions -XX:+UseCGroupMemoryLimitForHeap -Dsun.zip.disableMemoryMapping=true)

    このコンテナーで実行中のすべての JVM が従うオプションを指定します。この値の上書きは推奨していません。

  • JAVA_GC_OPTS (デフォルト: -XX:+UseParallelGC -XX:MinHeapFreeRatio=5 -XX:MaxHeapFreeRatio=10 -XX:GCTimeRatio=4 -XX:AdaptiveSizePolicyWeight=90)

    Jenkins エージェント JVM ガベージコレクションのパラメーターを指定します。この値の上書きは推奨していません。

  • JNLP_JAVA_OVERRIDES

    Jenkins エージェント JVM の追加オプションを指定します。これらのオプションは、上記の Java オプションなどその他すべてのオプションに追加され、必要に応じてそれらの値のいずれかを上書きするのに使用できます。追加オプションがある場合には、スペースで区切ります。オプションにスペース文字が含まれる場合には、バックスラッシュでエスケープしてください。設定例: -Dfoo -Dbar; -Dfoo=first\ value -Dbar=second\ value

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