28.5.2. 前提条件
GlusterFS ボリュームにアクセスするには、すべてのスケジュール可能なノードで mount.glusterfs
コマンドを利用できる必要があります。RPM ベースのシステムの場合は、glusterfs-fuse パッケージがインストールされている必要があります。
# yum install glusterfs-fuse
このパッケージはすべての RHEL システムにインストールされています。ただし、サーバーが x86_64 アーキテクチャーを使用する場合は Red Hat Gluster Storage の最新バージョンに更新することを推奨します。そのためには、以下の RPM リポジトリーを有効にする必要があります。
# subscription-manager repos --enable=rh-gluster-3-client-for-rhel-7-server-rpms
glusterfs-fuse がノードにすでにインストールされている場合、最新バージョンがインストールされていることを確認します。
# yum update glusterfs-fuse
デフォルトでは、SELinux は Pod からリモート Red Hat Gluster Storage サーバーへの書き込みを許可しません。SELinux が有効な状態で Red Hat Gluster Storage ボリュームへの書き込みを有効にするには、GlusterFS を実行する各ノードで以下のコマンドを実行します。
$ sudo setsebool -P virt_sandbox_use_fusefs on 1
$ sudo setsebool -P virt_use_fusefs on
- 1
-P
オプションを使用すると、再起動した後もブール値が永続化されます。
virt_sandbox_use_fusefs
ブール値は、docker-selinux パッケージによって定義されます。このブール値が定義されていないというエラーが表示される場合は、このパッケージがインストールされていることを確認してください。
Atomic Host を使用しており、Atomic Host をアップグレードすると、SELinux のブール値が消去されます。Atomic Host をアップグレードする場合には、これらのブール値を設定し直す必要があります。