2.5.5.5. ミドルウェア
リポジトリーのミドルウェアの拡張を使用して、OpenShift Container Platform やイメージプロキシーとの対話を行う OpenShift Container Platform ミドルウェアの設定を行うことができます。
middleware: registry: - name: openshift 1 repository: - name: openshift 2 options: acceptschema2: true 3 pullthrough: true 4 mirrorpullthrough: true 5 enforcequota: false 6 projectcachettl: 1m 7 blobrepositorycachettl: 10m 8 storage: - name: openshift 9
- 1 2 9
- これらの入力は必須です。これらの入力によって必要なコンポーネントが読み込まれていることを確認できます。これらの値は変更しないでください。
- 3
- レジストリーへのプッシュ時に manifest schema v2 を格納できます。詳細は、 こちら を参照してください。
- 4
- レジストリーがリモート Blob のプロキシーとして機能できるようにします。詳細は、 こちら を参照してください。
- 5
- レジストリーキャッシュの Blob がリモートレジストリーから提供されるようにし、その後の迅速なアクセスを可能にします。Blob の初回アクセス時にミラーリングが開始されます。このオプションは、プルスルー が無効にされている場合は機能しません。
- 6
- ターゲットに設定されているプロジェクトで定義されているサイズ制限を超える Blob のアップロードを防止します。
- 7
- レジストリーにキャッシュされている制限の有効期限のタイムアウト。値が小さいほど、制限の変更がレジストリーに伝播するまでの時間が短くなります。ただし、レジストリーは制限をサーバーからより頻繁に照会するため、結果としてプッシュは遅くなります。
- 8
- Blob とリポジトリー間の記憶されている関連付けの有効期限のタイムアウト。値が高いほどルックアップが高速になり、レジストリー操作がより効率的になる可能性が高くなります。一方、アクセスできなくなったユーザーにイメージレイヤーを提供するリスクと同様にメモリー使用量も上昇します。
2.5.5.5.1. S3 ドライバー設定
使用している統合レジストリーでサポートされていない S3 リージョンを使用する必要がある場合は、regionendpoint
を指定して region
検証エラーを防ぐことができます。
Amazon Simple Storage Service ストレージの使用についての詳細は、ストレージバックエンドとしての Amazon S3 を参照してください。
以下に例を示します。
version: 0.1 log: level: debug http: addr: :5000 storage: cache: blobdescriptor: inmemory delete: enabled: true s3: accesskey: BJKMSZBRESWJQXRWMAEQ secretkey: 5ah5I91SNXbeoUXXDasFtadRqOdy62JzlnOW1goS bucket: docker.myregistry.com region: eu-west-3 regionendpoint: https://s3.eu-west-3.amazonaws.com auth: openshift: realm: openshift middleware: registry: - name: openshift repository: - name: openshift storage: - name: openshift
region
および regionendpoint
フィールドの間に整合性があることを確認します。そうでない場合、統合レジストリーは開始されますが、S3 ストレージに対する読み取りまたは書き込みを行うことはできません。
また、Amazon S3 とは異なる S3 ストレージを使用する場合に、regionendpoint
が役に立ちます。