第5章 クラスターのダウングレード
OpenShift Container Platform の アップグレード の後に、クラスターを前のバージョンにダウングレードする必要が生じる可能性があります。OpenShift Container Platform バージョン 3.11 からバージョン 3.10 へのダウングレードが可能です。
OpenShift Container Platform バージョン 3.11 の初期リリースでは、ダウングレードしてもクラスターをバージョン 3.10 に完全に復元することができません。そのため、ダウングレードはしないでください。
ダウングレードする必要がある場合には、Red Hat サポートに問い合わせ、最も適切なアクションを確認してください。
クラスターのバージョン 3.10 へのダウングレードは、OpenShift Container Platform の RPM ベースのインストール についてのみサポートされています。 ダウングレードを実行する際には、クラスター全体をオフラインにする必要があります。
5.1. バックアップの検証
master-config.yaml ファイル、scheduler.json ファイル、および etcd データディレクトリーのバックアップがマスターに存在していることを確認します。
/etc/origin/master/master-config.yaml.<timestamp> /etc/origin/master/master.env /etc/origin/master/scheduler.json /var/lib/etcd/openshift-backup-xxxx
これらのファイルを アップグレードプロセス 時に保存します。
アップグレードの準備 をした時に作成した以下のファイルのコピーの場所を確認します。
ノードとマスターホスト:
/etc/origin/node/node-config.yaml
etcd ホスト (etcd が同一の場所に配置されているマスターを含む)
/etc/etcd/etcd.conf