4.7. プロジェクトのバックアップ


関連するすべてのデータのバックアップの作成には、すべての重要な情報をエクスポートし、新規プロジェクトに復元することが関係します。

重要

oc get all コマンドは特定のプロジェクトリソースのみを返すため、以下の手順のように PVC およびシークレットを含む他のリソースを個別にバックアップする必要があります。

手順

  1. バックアップするプロジェクトデータを一覧表示します。

    $ oc get all

    出力例

    NAME         TYPE      FROM      LATEST
    bc/ruby-ex   Source    Git       1
    
    NAME               TYPE      FROM          STATUS     STARTED         DURATION
    builds/ruby-ex-1   Source    Git@c457001   Complete   2 minutes ago   35s
    
    NAME                 DOCKER REPO                                     TAGS      UPDATED
    is/guestbook         10.111.255.221:5000/myproject/guestbook         latest    2 minutes ago
    is/hello-openshift   10.111.255.221:5000/myproject/hello-openshift   latest    2 minutes ago
    is/ruby-22-centos7   10.111.255.221:5000/myproject/ruby-22-centos7   latest    2 minutes ago
    is/ruby-ex           10.111.255.221:5000/myproject/ruby-ex           latest    2 minutes ago
    
    NAME                 REVISION   DESIRED   CURRENT   TRIGGERED BY
    dc/guestbook         1          1         1         config,image(guestbook:latest)
    dc/hello-openshift   1          1         1         config,image(hello-openshift:latest)
    dc/ruby-ex           1          1         1         config,image(ruby-ex:latest)
    
    NAME                   DESIRED   CURRENT   READY     AGE
    rc/guestbook-1         1         1         1         2m
    rc/hello-openshift-1   1         1         1         2m
    rc/ruby-ex-1           1         1         1         2m
    
    NAME                  CLUSTER-IP       EXTERNAL-IP   PORT(S)             AGE
    svc/guestbook         10.111.105.84    <none>        3000/TCP            2m
    svc/hello-openshift   10.111.230.24    <none>        8080/TCP,8888/TCP   2m
    svc/ruby-ex           10.111.232.117   <none>        8080/TCP            2m
    
    NAME                         READY     STATUS      RESTARTS   AGE
    po/guestbook-1-c010g         1/1       Running     0          2m
    po/hello-openshift-1-4zw2q   1/1       Running     0          2m
    po/ruby-ex-1-build           0/1       Completed   0          2m
    po/ruby-ex-1-rxc74           1/1       Running     0          2m

  2. プロジェクトオブジェクトを project.yaml ファイルにエクスポートします。

    $ oc get -o yaml --export all > project.yaml
  3. ロールバインディング、シークレット、サービスアカウント、および永続ボリューム要求 (PVC) など、プロジェクト内の他のオブジェクトをエクスポートします。

    以下のコマンドを使用すると、プロジェクト内の namespace のオブジェクトをすべてエクスポートできます。

    $ for object in $(oc api-resources --namespaced=true -o name)
    do
      oc get -o yaml --export $object > $object.yaml
    done

    一部のリソースはエクスポートできず、aMethodNotAllowed エラーが表示されます。

  4. 一部のエクスポートされたオブジェクトはプロジェクト内の特定のメタデータまたは固有の ID への参照に依存する場合があります。これは、再作成されるオブジェクトのユーザービリティーにおける制限になります。

    imagestreams の使用時に、deploymentconfigimage パラメーターは、復元される環境に存在しない内部レジストリー内のイメージの特定の sha チェックサムをポイントする場合があります。たとえば、サンプル "ruby-ex" を oc new-app centos/ruby-22-centos7~https://github.com/sclorg/ruby-ex.git として実行すると、イメージをホストするための内部レジストリーを使用する imagestream ruby-ex が作成されます。

    $ oc get dc ruby-ex -o jsonpath="{.spec.template.spec.containers[].image}"
    10.111.255.221:5000/myproject/ruby-ex@sha256:880c720b23c8d15a53b01db52f7abdcbb2280e03f686a5c8edfef1a2a7b21cee

    oc get --export でのエクスポートと同じ方法で、deploymentconfig をインポートすると、イメージが存在しない場合には失敗します。

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