3.10. Persistent Volume Claim (永続ボリューム要求、PVC) の復元
このトピックでは、データを復元するための 2 つの方法について説明します。最初の方法ではファイルを削除してから、ファイルを予想される場所に戻します。2 つ目の例では、PVC を移行する方法を示します。この移行は、ストレージを移動する必要がある場合や、バックアップストレージがなくなるなどの障害発生時の状況で実行されます。
データをアプリケーションに復元する手順について、特定のアプリケーションについての復元手順を確認してください。
3.10.1. ファイルの既存 PVC への復元
手順
ファイルを削除します。
$ oc rsh demo-2-fxx6d sh-4.2$ ls */opt/app-root/src/uploaded/* lost+found ocp_sop.txt sh-4.2$ *rm -rf /opt/app-root/src/uploaded/ocp_sop.txt* sh-4.2$ *ls /opt/app-root/src/uploaded/* lost+found
PVC にあったファイルの rsync バックアップが含まれるサーバーのファイルを置き換えます。
$ oc rsync uploaded demo-2-fxx6d:/opt/app-root/src/
oc rsh
を使用してファイルが Pod に戻されていることを確認し、Pod に接続してディレクトリーのコンテンツを表示します。$ oc rsh demo-2-fxx6d sh-4.2$ *ls /opt/app-root/src/uploaded/* lost+found ocp_sop.txt