2.4. 最新 OpenShift Container Platform リリースへのアップグレード


既存の OpenShift Container Platform 3.10 または 3.11 クラスターを最新の 3.11 リリースにアップグレードするには、以下を実行します。

  1. アップグレードの準備 を行い、最新のアップグレード Playbook を使用していることを確認します。
  2. インベントリーファイルの openshift_deployment_type パラメーターが openshift-enterprise に設定されていることを確認します。
  3. ホストのローリングおよび完全なシステムの再起動を実行するには、インベントリーファイルの openshift_rolling_restart_mode パラメーターを system に設定します。これを設定しないと、サービスはマスターで起動しますが、システムは再起動されません。

    注記

    openshift_rolling_restart_mode はマスターホストでのみ機能します。

    詳細については、Configuring Cluster Variables を参照してください。

  4. クラスターイメージレジストリーの場所を変更するために oreg_url パラメーターを変更した場合、imageconfig Playbook を実行してイメージの場所を更新する必要があります。

    $ cd /usr/share/ansible/openshift-ansible
    $ ansible-playbook -i </path/to/inventory/file> \
        playbooks/openshift-node/imageconfig.yml
  5. ノードをアップグレードします。

    インベントリーファイルがデフォルトの /etc/ansible/hosts 以外の場所に置かれている場合、-i フラグを追加してその場所を指定します。以前に atomic-openshift-installer コマンドを使用してインストールを実行したことがある場合は、~/.config/openshift/hosts で最後に使用されたインベントリーファイルを確認できます。

    • コントロールプレーンおよび複数のノードを単一フェーズでアップグレードするには、upgrade.yml Playbook を実行します。

      $ cd /usr/share/ansible/openshift-ansible
      $ ansible-playbook -i </path/to/inventory/file> \
          playbooks/byo/openshift-cluster/upgrades/v3_11/upgrade.yml
    • コントロールプレーンおよび複数のノードを別々のフェーズでアップグレードするには、以下を実行します。

      1. コントロールプレーンを実行するには、upgrade_control_plane.yaml Playbook を実行します。

        $ cd /usr/share/ansible/openshift-ansible
        $ ansible-playbook -i </path/to/inventory/file> \
            playbooks/byo/openshift-cluster/upgrades/v3_11/upgrade_control_plane.yml
      2. ノードを実行するには、upgrade_nodes.yaml Playbook を実行します。

        $ cd /usr/share/ansible/openshift-ansible
        $ ansible-playbook -i </path/to/inventory/file> \
            playbooks/byo/openshift-cluster/upgrades/v3_11/upgrade_nodes.yml \
            [-e <customized_node_upgrade_variables>] 1
        1
        必要な <customized_node_upgrade_variables> については、ノードアップグレードのカスタマイズ を参照してください。

        ノードアップグレードのカスタマイズ で説明されているようにノードをグループでアップグレードしている場合、すべてのノードがアップグレードされるまで upgrade_nodes.yml Playbook を実行し続けます。

  6. この手順のステップ 3 で openshift_rolling_restart variable=system を使用してマスターホストの自動再起動を有効にしなかった場合は、アップグレードの完了後にすべてのマスターホストとすべてのノードホストを手動で再起動してください。ホストの再起動はオプションです。
  7. 集計ロギングを使用する場合は、EFK ロギングスタックをアップグレード します。
  8. クラスターメトリクスを使用する場合は、クラスターメトリクスをアップグレード します。
  9. アップグレードを検証 します。
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