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23.3. サービスとしての GCP 外部のロードバランサー使用

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LoadBalancer サービスを使用してサービスを外部に公開することで、OpenShift Container Platform が GCP ロードバランサーを使用するように設定できます。OpenShift Container Platform は GCP にロードバランサーを作成し、必要なファイアウォールルールを作成します。

手順

  1. 新規アプリケーションを作成します。

    $ oc new-app openshift/hello-openshift
  2. ロードバランサーサービスを公開します。

    $ oc expose dc hello-openshift --name='hello-openshift-external' --type='LoadBalancer'

    このコマンドは、以下の例とよく似た LoadBalancer サービスを作成します。

    apiVersion: v1
    kind: Service
    metadata:
      labels:
        app: hello-openshift
      name: hello-openshift-external
    spec:
      externalTrafficPolicy: Cluster
      ports:
      - name: port-1
        nodePort: 30714
        port: 8080
        protocol: TCP
        targetPort: 8080
      - name: port-2
        nodePort: 30122
        port: 8888
        protocol: TCP
        targetPort: 8888
      selector:
        app: hello-openshift
        deploymentconfig: hello-openshift
      sessionAffinity: None
      type: LoadBalancer
  3. サービスが作成されたことを確認します。

    $ oc get svc
    NAME                       TYPE           CLUSTER-IP       EXTERNAL-IP     PORT(S)                         AGE
    hello-openshift            ClusterIP      172.30.62.10     <none>          8080/TCP,8888/TCP               20m
    hello-openshift-external   LoadBalancer   172.30.147.214   35.230.97.224   8080:31521/TCP,8888:30843/TCP   19m

    LoadBalancer タイプと外部 IP の値は、サービスが GCP ロードバランサーを使用してアプリケーションを公開することを示します。

OpenShift Container Platform は、GCP インフラストラクチャーに、必要なオブジェクトを作成します。 以下に例を挙げます。

  • ファイアウォール:

    $ gcloud compute firewall-rules list | grep k8s
    k8s-4612931a3a47c204-node-http-hc        my-net  INGRESS    1000      tcp:10256
    k8s-fw-a1a8afaa7762811e88c5242010af0000  my-net  INGRESS    1000      tcp:8080,tcp:8888
    注記

    これらのファイアウォールは、<openshift_gcp_prefix>ocp のタグがついたインスタンスに適用されます。たとえば、openshift_gcp_prefix パラメーターが mycluster に設定されている場合には、ノードに myclusterocp のタグを付ける必要があります。Compute Engine VM インスタンスにネットワークタグを追加する方法については、ネットワークタグの追加と削除 を参照してください。

  • ヘルスチェック:

    $ gcloud compute http-health-checks list | grep k8s
    k8s-4612931a3a47c204-node        10256  /healthz
  • ロードバランサー:

    $ gcloud compute target-pools list | grep k8s
    a1a8afaa7762811e88c5242010af0000  us-west1  NONE                      k8s-4612931a3a47c204-node
    $ gcloud compute forwarding-rules list | grep a1a8afaa7762811e88c5242010af0000
    a1a8afaa7762811e88c5242010af0000  us-west1  35.230.97.224  TCP          us-west1/targetPools/a1a8afaa7762811e88c5242010af0000

ロードバランサーが正しく設定されたことを確認するには、外部ホストから以下のコマンドを実行します。

$ curl 35.230.97.224:8080
Hello OpenShift!
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