9.2. etcd ホストの既存クラスターへの追加
etcd scaleup Playbook を実行して新規 etcd ホストを追加することができます。この Playbook は、マスターをクエリーし、新規ホストの新規証明書を生成してこれを配布し、設定 Playbook を新規ホストにのみ実行します。etcd scaleup.yml Playbook を実行する前に、前提条件となる ホストの準備 の手順をすべて完了してください。
これらの手順により、Ansible インベントリーの設定がクラスターと同期されます。ローカルの変更が Ansible インベントリーに表示されていることを確認します。
etcd ホストを既存クラスターに追加するには、以下を実行します。
openshift-ansible パッケージを更新して最新の Playbook を取得します。
# yum update openshift-ansible
/etc/ansible/hosts ファイルを編集し、new_<host_type> を [OSEv3:children] グループに、ホストを new_<host_type> グループに追加します。たとえば、新規 etcd を追加するには、new_etcd を追加します。
[OSEv3:children] masters nodes etcd new_etcd [etcd] etcd1.example.com etcd2.example.com [new_etcd] etcd3.example.com
Playbook ディレクトリーに切り替え、openshift_node_group.yml Playbook を実行します。インベントリーファイルがデフォルトの /etc/ansible/hosts 以外の場所にある場合は、
-i
オプションで場所を指定します。$ cd /usr/share/ansible/openshift-ansible $ ansible-playbook [-i /path/to/file] \ playbooks/openshift-master/openshift_node_group.yml
これにより、新規ノードグループの ConfigMap が作成され、最終的にホスト上のノードの設定ファイルが作成されます。
注記openshift_node_group.yaml Playbook を実行すると、新規ノードのみが更新されます。クラスター内の既存ノードを更新するために実行することはできません。
etcd scaleup.yml Playbook を実行します。インベントリーファイルがデフォルトの /etc/ansible/hosts 以外の場所にある場合は、
-i
オプションで場所を指定します。$ ansible-playbook [-i /path/to/file] \ playbooks/openshift-etcd/scaleup.yml
- Playbook が正常に完了したら、インストールの検証 を行います。