10.7. ポリシー定義の更新
クラスターのアップグレード時に、また任意のマスターの再起動時は常に、デフォルトのクラスターロール が欠落しているパーミッションを復元するために自動的に調整されます。
デフォルトクラスターロールをカスタマイズしており、ロールの調整によってそれらが変更されないようにするには、以下を実行します。
各ロールを調整から保護します。
$ oc annotate clusterrole.rbac <role_name> --overwrite rbac.authorization.kubernetes.io/autoupdate=false
警告この設定を含むロールがアップグレード後に新規または必須のパーミッションを組み込むように手動で更新する必要があります。
デフォルトのブートストラップポリシーテンプレートを生成します。
$ oc adm create-bootstrap-policy-file --filename=policy.json
注記ファイルの内容は OpenShift Container Platform バージョンによって異なりますが、ファイルにはデフォルトポリシーのみが含まれます。
- policy.json ファイルを、クラスターロールのカスタマイズを組み込むように更新します。
ポリシーを使用し、調整から保護されていないロールおよびロールバインディングを自動的に調整します。
$ oc auth reconcile -f policy.json
SCC (Security Context Constraints) を調整します。
# oc adm policy reconcile-sccs \ --additive-only=true \ --confirm