7.8. パスワードおよびその他の機密データ
認証設定 によっては、LDAP bindPassword
または OAuth clientSecret
の値が必須になる場合があります。これらの値は、マスター設定ファイルに直接指定する代わりに、環境変数、外部ファイルまたは暗号化ファイルとして指定することができます。
環境変数の例
bindPassword: env: BIND_PASSWORD_ENV_VAR_NAME
外部ファイルの例
bindPassword: file: bindPassword.txt
暗号化された外部ファイルの例
bindPassword: file: bindPassword.encrypted keyFile: bindPassword.key
上記の例の暗号化ファイルとキーファイルを作成するには、以下を入力します。
$ oc adm ca encrypt --genkey=bindPassword.key --out=bindPassword.encrypted > Data to encrypt: B1ndPass0rd!
Ansible ホストインベントリーファイル (デフォルトで /etc/ansible/hosts) に最初に一覧表示されているマスターから oc adm
コマンドを実行します。
警告
暗号化データのセキュリティーレベルは復号化キーと同程度です。ファイルシステムのパーミッションとキーファイルへのアクセスを制限する際には十分な注意が必要です。