15.7. デフォルト SCC (Security Context Constraints) の更新
デフォルト SCC は、それらが見つからない場合にはマスターの起動時に作成されます。SCC をデフォルトにリセットするか、またはアップグレード後に既存の SCC を新規のデフォルト定義に更新するには、以下を実行します。
- リセットする SCC を削除し、マスターを再起動してその再作成を実行します。
-
oc adm policy reconcile-sccs
コマンドを使用します。
oc adm policy reconcile-sccs
コマンドは、すべての SCC ポリシーをデフォルト値に設定しますが、すでに設定した可能性のある追加ユーザー、グループ、ラベル、アノテーションおよび優先順位を保持します。変更される SCC を表示するには、オプションなしでコマンドを実行するか、または -o <format>
オプションで優先する出力を指定してコマンドを実行します。
確認後は、既存 SCC のバックアップを取ってから --confirm
オプションを使用してデータを永続化します。
優先順位や許可をリセットする場合は、--additive-only=false
オプションを使用します。
SCC に優先順位、ユーザー、グループ、ラベル、またはアノテーション以外のカスタマイズ設定がある場合、これらの設定は調整時に失われます。